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初等教育

各方面より「ジャーナル復活したんですね」と突っ込みが入っております。

さて、週明けは事務所でさくっと定例。15時、東工大で授業のアシスタント。東工大では毎年秋に集中講義があり、毎年塚本先生よりアシスタント役を頂戴しております。

2003年秋「Urban Farming」講師:Jacob van Rijs氏 吉村靖孝氏
2004年秋「Ookayama Green Scape」講師:Bernt Knies氏
2005年秋「Terraventure」講師:Wiel Arets氏
2006年秋「Tsukiji Workshop」講師:Adnan Harambasic氏

他にもTokyo Canalとか、いろいろ声をかけてもらって部分的なものもありますが、お手伝いしてきました。学部生の頃からいろんなワークショップに参加してきましたし、基本的にワークショップのノリが好きなので、仕切る側になってしまってもなんらかのかたちで関われることは基本的に嬉しいのです。

最近それがだんだん苦痛になってきました。理由はいろいろありますが、
1.議論が図式的になる(代表例:「日本ではコンビニがあるからキッチンはいらない」とか)
2.具体性は問題じゃなくなる(代表例:「看板の裏に住む」とか)
3.設計がどうでもよくなる(代表例:コラージュに満ちたプレゼとか)
など、バックグラウンドの違うメンバーが集まって濃密な時間を共有する面白さを得る代わりに、建築的なコミュニケーションが希薄になってしまい、ちょっと物足りない感じがしてしまうのです。もちろん、いいワークショップはこれの逆なのですが、単なるコクサイコウリュウならば旅行でも行ったほうがマシなのではという授業もありました。

今回のは学生の取り組む姿勢は比較的マシな感じですが、テーマとしては正直いってあまり自分の役割を見いだせないでいます。

最近は大学院生よりも、学部2年生の授業「設計製図第一」のアシスタントのほうがやりがいを感じます。不慣れな分待ち時間的なものは長いけれど、伸びが素晴らしい。慣れてくると「図式とは何か」「形式と何か」「レトリックとは何か」など、だんだん建築的な議論ができるようになり、図面も見違えるように変わっていきます。全然描けない、と泣きついてきたのに、ほんの数時間で一気に伸びる子もいます。もちろん、適当にやり過ごしてばかりでがっかりさせる子もいますが、全体として教わることが多い。教育には昔から興味があるのですが、方向としてはやはり専門教育よりも初等教育のほうに興味があるなあ。

20時、事務所に戻り「建築ノート」関連の勉強会「Table of Youth」。建築系の大学院生がほとんどなのですが、初めて文章書きます、みたいな人も多いので、これも一種の初等教育のようなものかも。もっと専門的なメンバーにして、高度な内容にしたほうがいいのでは、という意見もありましたが、僕としては若い連中とフラットな感じでつきあっている方が勉強になるし、一緒に成長できるような感じがして楽しいので、このまま続けられたらと思っています。

そんな今日この頃。

fujimura

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2006年10月31日 12:08に投稿されたエントリーのページです。

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