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2007年03月 アーカイブ

2007年03月09日

オープンデスクの風景

16日からプリズミックギャラリーで開催させて頂く展覧会の準備ため、このところ連日オープンデスクの学生諸君で賑わっている。これまで2週間交替で準備を進めてきたが、今週からはついに9名体制となり、作業場所を確保するために模型作業を中心にレイアウトを変更。暫定的にこれまでの打ち合わせ室を設計室とし、打ち合わせ室を模型室と兼用としてみた。

このところ、東工大のレギュラー陣を筆頭に2チームに分かれ作業を進めてもらっている。同じ学部生でも、普段からオープンデスク等でトレーニングしている人と、課題しかやったことがない人ではスキルにくっきりと差が出てしまう。仕方がないことだが、少し様子を見て、こちらでそれとなく格付けをしてやると役割分担がはっきりする。

初日はさすがにスタッフも掛かりっきりだったが、2日目くらいからは自分たちで議論をして、どんどん作業を進めてくれるようになった。議論のレベルと、作業のレベルがどんどん上がっていくのがわかる。学生は何かを作り、それについて話し合っているときに一番成長するようだ。真剣に作業の方法について議論している彼らをみていると、こちらも嬉しくなる。

とはいえ、しばらくすると私語に夢中になったり、作業が雑になったり、効率が落ちてしまうわけです。マメにテコ入れしなければならず、それがなかなか大変。

9日は午前中、オープンデスクとスタッフ全員でギャラリー間のアトリエワン展に出かけてみた。4階に模型がたくさん並んでいるので、お手並み拝見・・・的な。ただ別々に見るだけではうまく吸収できないと思い、ひと通り眺めたあとで集合を掛け、全員でひとつひとつの模型を順番に回って感想を出し合ってみたところ、家具の作り方、見せ方、断面の扱い、模型台の扱い、など、様々な意見が出た。そのまま事務所に戻って1/20模型制作を再開したのだが、課題がよく見えたあとでは、作業のテンションも上がるというものだ。

2月22日、夜。F事務所のA君来社。このところ仕事の合間を縫って続けているメール対談の行方について議論。話しているうちに、全体のフレーム結論が、導かれるように見えてきた。同じ1976年生まれで、共にFさんの少なからぬ影響下にありつつ、東工大的文脈にも精通している彼との議論はまさに弾むように展開した。成功の予感。

24日、工務店の工場で組み立て中の「写真館のショーケース(仮)」を埼玉へ。複雑な多面体で、寸法の管理に苦労している様子。仕上がりが気になるが信じるより他はない。

25日、朝、後輩I、FG、JP、MT、KYとミーティング。議論しながら、次第にコンセプトが見えてくる。

午後、増田アトリエの「北本の家」のオープンハウスへ。増田さんとは一度お会いしただけだったが、オープンハウスのお知らせの写真と解説が興味深かったので伺わせて頂くことにした。

面白い住宅だった。複雑な空間だけれども、言語がとても整理されているせいか、くどくない。確信犯的にマニエリスティックなところもあるし、強引なところもあるけれど、かなり知的な住宅だと感じた(概要がこちらに載っている)。

27日、朝、所用により表参道のヨックモックへ。初めて中に入った。だいぶくたびれているが、品のあるインテリアだ。マルチメディア工房の構造のヒントとなったという天井の照明をまじまじと眺めてしまった。

3月2日。朝から「写真館のショーケース(仮)」の組み立てがあるので所沢へ。土台から仕上げまで1日で行う。パーツは工場で組み立て。

そして今、展覧会の準備が佳境。明日はいよいよ搬入である。告知も、諸々の仕込みも終わったので、残るは巨大模型と、スタディ模型のディスプレイ、作品解説のレクチャー準備などを残すのみ。オープンデスク諸君の頑張りもあって、なんとか間に合いそうだが、まさに「予断を許さない」状況。

人手も場所も、予算も少ないが、知恵と熱意と、野心だけはたっぷりある。あと2日、頑張りたいと思う。
fujimura

2007年03月18日

藤村龍至展スタート/round about journal発刊

プリズミック・ギャラリーにて、展覧会が始まりました。スタッフとオープンデスク諸君の頑張りにより、最後まで緊張感を保つことができ、予定していたものがなんとか完成。これまで作って来た1/100スタディ模型の蓄積と、新作1/20模型の勢いと、大量の写真に込められた情報量によって、かなり濃密な展示に仕上げることができたように思う。

16日朝、印刷所よりフリーペーパーround about journal到着。会場に積み上げる。昨年末から約3ヶ月、週末を中心にミーティングを重ねて編集作業を続けて来たものだ。こちらも後輩I、F、JP、Mと、デザイナーKYの頑張りと、協力者の皆さんの熱意によって、かなりハイテンションな誌面に仕上げることができた。

17日10:00出社。レクチャーや展示の図版差し替えの準備など、最後の詰め。

15:00オープンデスク集合。京大のTによる仕切りで、料理が始まる。

16:30展覧会の会場へ向かう。途中、昔のバイト仲間2人(5年ぶり)と高校時代の同級生N君(10年ぶり)に会う。N君は水泳部で一緒で、建築をやっていたというのは聞いていたが、その後はしばらく音信が途絶えていた。奥さんと子供連れで来てくれた。

17:00学生向けのオープニング開始。人が集まりだす。

18 :00一般向けのオープニング開始。壁沿いが埋まりだす。

18:30作品解説のレクチャー開始。すでに満席。なんとか開始。UTSUWAとK PROJECTのプロセスを中心に説明。質疑応答とかやりたかったが、あまりにも混雑しているのであきらめる。最後に「『工学主義』の批判的実践」というマニフェストを用意していたのに、あまりの混雑に気を取られ、言うのを忘れる。

たくさんの人に来て頂いたのはありがたかったのだが、廊下まで人があふれ、新建築のSさんに「インディーズっぽいですね。」と言われる。中村さんみたいに2部構成にすればよかったかな。

UTSUWAもK PROJECTも、新建築など雑誌に発表したことはある作品であったが、「意外とちゃんとしてるんですね。」みたいな感想が多かった。仕方がないことではあるが、寸法とか形式性に厳密な感じとか、こちらの設計姿勢についてのイメージがこれまではいまいち伝えられていなかったのかも知れない。それが伝わったのはよかった。

20:30片付けを終え、2次会へ移動。後輩Iのセッティング。広さも料理もお金もバチーリで、さすが2次会のプロ。こちらではゆっくり皆さんと話せた。

23:30終了。3次会へ移動。最後は松川昌平さん、ぽむ桂さん、後輩I、Mと西麻布のGでラーメンで締め。

この数ヶ月はこの展示の準備と、K PROJECTを始めとする仕事の詰めが重なり、とても濃密な時間であった。スタッフ、オープンデスクの皆さん、RAJの編集をやってくれた後輩諸氏など、ご協力頂いた皆さん、お疲れさまでした。また、貴重な機会を与えて頂いた忙しいなか展覧会まで足を運んで頂いた皆様、プリズミック・ギャラリー関係者の皆様、どうもありがとうございました。

会期は5月6日までです。会場ではフリーペーパーround about journalを配布中ですので、お時間のある方は、会場まで足をお運び頂ければ幸いです。

以下、round about journalの概要です。

1976年前後生まれ世代の建築家、アーティスト、研究者などによる鼎談、インタビュー、テキスト、コラム、ビジュアル作品等によって構成された、本気度120%のフリーペーパー。「1995年以後」をテーマに、コンピューター・アルゴリズムからサブカルチャーまで、ローレンス・レッシグから東京マラソンまで、熱い議論がクールに展開。

round about journal vol.1
特集「1995年以後の建築」
山崎泰寛/松川昌平+田中浩也/福西健太/石上純也+徳山知永/長坂常/松岡康友/畑克敏+城間真琴/山本茂/柄沢祐輔/青木弘司/青柳創/本瀬あゆみ/成島大輔/佐野哲史/藤村龍至(掲載順)

round about journal vol.2
特集「1995年以後の都市」
Droppaper/南後由和/唯島友亮/吉田桂子+和泉芳典/川西敦史/伊庭野大輔/坂東幸輔/Samira Boon/村井一/小川裕之/益子悠/松島潤平/藤井亮介/北川健一/尾田のぞみ/土屋匡生/玉井夕海/しんけたつま/刈谷悠三/藤村龍至(掲載順)

企画・編集:藤村龍至
編集協力:伊庭野大輔/藤井亮介/松島潤平/本瀬あゆみ/刈谷悠三
レイアウトデザイン:刈谷悠三

当分の間、藤村龍至展会場にて限定配布します。部数に限りがありますので、お早めにどうぞ。

fujimura

2007年03月19日

「卒、」の講評会

「卒、」の講評会に呼んで頂き、出かけて来た。

10:45立川駅着で、明治大学のMにばったり会う。岡田公彦さんと落ちあい、一緒に会場の「花みどり文化センター」へ。

「卒、」には昨年、堀越英嗣さん、長坂常さんと参加させて頂いたが、今年は金箱温晴さん、桑原立郎さん、岡田公彦さんと僕、の4人で審査員を務めさせて頂くこととなった。金箱先生とは初対面(何度もお見かけしてはいたけれど)で緊張する。

12:00、会場を回って作品を選ぶ。集計し、8作品に絞ったところ、「地域社会」「設計論」「地形」「郊外化」の4つに分けられそうだったので、その順番で発表してもらった。

2つずつだと対比的に論じられるので講評もしやすく、なかなかグー。いい感じで講評が進み、議論を楽しめた。

個人的には筑波大学の有原君の「おどる住宅地」という作品にかなりの切れ味を感じた。「せんだい」でも高評価だったようだが、風刺があり、ひねりがあり、表現がある。素晴らしい。

また、千葉大の皆川君の作品で「いちょう団地」が出て来たのに驚いた。神奈川県にある、外国籍の住民が多数住んでいる団地であるが、どひ研で先輩の調査についていった記憶が思い出された。

「卒、」に限らず、合同作品展が盛んなのは素晴らしいことだと思う。学生の皆さんのオーガナイズも気持ちよく、今回も参加できてよかった。また呼んで下さい。

fujimura

2007年03月23日

展評 藤村龍至展

ご無沙汰しております。3月から東京に出稼ぎに来ています。週末は京都。

21日朝は、ものすごく久しぶりに鎌倉にでかけて畠山直哉を見て、キャラウェイのカレーでたらふくになって外苑前へ向かう。今更ながら湘南新宿ラインに感銘を受けてしまう。いやわかってます、そういう路線が数年前に新設されたってことは。でも大船から渋谷(の先)まで一本でいけるってすごいことだと思う。知られざる線を無理矢理使ったんだろうけど、他にもそういう隠れた路線てのは残ってるんだろうか。あるんだろうな。鎌倉に行くと脳が10年ぐらいタイムスリップする。やや感傷的になった。いや教育実習に通ったりしたからなのだが、坂倉美術館がちと傷んでみえたせいも、あるかもしれない。今日はお休みの日だからなのか、10:30頃に東海道線では自殺者がでており、13:00になっても電車が遅れていた。

で、藤村龍至展だ。オープニングで見たときの第一印象はこんな感じ。
「やりたいことは全部、とはいわないまでもほぼすべてできてる。でも、やりたいことしか、できていないんじゃないか」 コンセプトは簡潔。表現は明快。展覧会をひとことで表すとそうなる。これはわかっていた。でもこの感想は、二回目を見てあっさり打ち砕かれました。

そもそもプリズミックの展示空間は、たぶん展示しにくいタイプの空間だ。低い天井、薄い壁、赤い床(それはいいか)、いびつなプラン。隣の部屋で鳴り響く電話。よわっちい空間なのに、展示が空間に負けてしまうことも多々ありそうだ。

そんな場所で藤村くんの展示は、大きく二つの質の空間を備えていた。一つは窓から窓までの長手方向の空間。入り口からみて前方に左右に伸びており、左から、UTSUWA、K-PROJECTスタディ模型、K-PROJECT展示模型と展示台を三つ並べていた。UTSUWAがいちばん低く、スタディ模型群は腰の位置。展示模型は目線の高さに置かれていた。展示模型は断面が異常に作り込まれており、床の下、壁の中まで再現した緻密かつ執拗な再現力を感じることができる。二つ目の空間の質は、空間構成としてのポイントとなるものだった。それぞれの展示台の前方と後方に、長手方向に横たわった模型空間を三つに輪切りするような空間が設定されている。そこには模型のひとつひとつを解説した画像を、カレンダーのように配置したプレゼンを見ることができる。これで模型と壁の間を視線が往復する、動きのある展示空間が生まれていた。

最大のポイントは、壁のプレゼンペーパーだ。だってさ、それがコメント付きなんだよ!

ただのキャプションじゃない。コメント、もっとはっきりいえば、画面の外から藤村くんが唐突に語りかける「吹き出し」が書いてある。具体的にいうと、「スタディ模型-4」ではなく、「おそるおそる突起を出してみる」なのだ。UTSUWAのうねうねが決定されていく過程が、物語として語られていくわけだ。たぶん本人は「説明できないことはしません」という決意のもとに設計をしているわけだ。だからどの設計物をとっても、彼がストーリーとして再現できない設計は行われない。将棋で、指し終わったあとに手順を一手目から検討し合う「感想戦」ってあるじゃないですか。あれができない設計はしないわけですね。というか、ひとつひとつの「筆使い」に客観的にコメントをつけられるのが、彼の才能なのではないかと。で、これがきわめて愉快。コメントのセンスに脱帽だった。もう、思い切り笑えたポイントがあった。まさか藤村くんの展覧会で笑いをとられることになるとは夢にも思わなかった。いいなあ。あれを見にもう一度行っても良いぐらいだ。

いちばんよかったのは、DMのイメージを決定する「藤村のデスクトップを再現したイメージ画像」のスタディ。素材をばらまき、小物のストーリーを整え、臨場感ではなくビジュアルイメージとしての手の角度が決定されていく様子が面白い。ああいうのをほんとうのイメージ画像というのだ。それが貼られた壁には、ほかにも「イメージが決定されていく(実現されていく)プロセス」がいくつか展示されていた。「設計のプロセス/プロセスの設計」というテーマはちゃんと表現されていた。

でもなあ。不満がないわけでもない。とにかく展示のコンセプトを明瞭に提示した点で、とても胸のすくさわやかな印象が残ります。だけど、ちょっと素直すぎやしませんか? ダミーのボリュームを模型の周りに配置して、それぞれのスタディ模型を都市の中に息づかせてみたり、プレゼンペーパーのコピーを過剰に貼り込んだ一帯をつくるなり、思考の過程でたどりついた最終形じたいを疑うような、そういう情報の「検索空間」があってもよかったんじゃないかなと。

あとたぶん時計回りの動線を考えていたんだと思いますが、打ち合わせ台(プリズミックギャラリーの宿命的な仕様)に荷物を置いたぼくは、逆時計回りに回ってしまった。だからなにって感じですが、ギャラリー空間の左から回ってくる模型の質と、右から回ってくるプレゼンペーパーの質が真ん中でぶつかって、ちょっと戸惑いました。まあこれは個人的な感覚なので大したことじゃないですね。

とまあ、やりたいことはやって、しかもそこからうっかり逸脱した(ほんとにうっかり、という感じだ)面白さが展示されている。これは一般論だが、まっとうなものの中にかいま見えるズレは、どんなときでも面白いものだし、そういうハズシがない物事、人物はつまらない。ただ、今回のズレは、「えーそこがズレてんの?!」と、ズレの位置じたいがズレていて面白く、しかも、ごくまっとうな展示が真横にあるわけだから、ちょっと動揺してしまう種類の面白さなわけです。たぶん藤村くんには、彼じしんぜんぜん気づいていない才能が隠れているのではないか。まったく味わい深い。いいもの見せてもらいました。ありがとう。


yamasaki

2007年03月24日

追記


そうそう、もう一点だけ。


いまのところround-about journalは会場限定配布らしいですが、これ、せっかくなので各地の先輩がたに届けてはいかがですか。それも、郵送とかじゃなくて、オープンデスクの人が直接ポストに投函するの。オープンデスクの学生さんたちにとっても、事務所めぐりにもなるし(めぐるだけだけど)よい経験になるのでは。5部ずつとか。


さらに、移動・投函などその行程を記録し、まとめると面白いと思います。殴り込み、あるいは道場破り、といった趣もありますが、やっぱり元・議論の世代に対しても、何らかのアクションになり得ると思います。


それともう一つ、会場ビルの入り口に貼ってあるポスター(?)ですが、これって情報----会場の階数とか場所とかが書いてない----を整理していろんなところに貼るべきじゃない? 南洋堂に貼らせてもらうとか、都内のギャラリー(ふつうのアートギャラリー)に送りつけるとか(DMも)、そういうことがあっても良いと思います。あの手の出たデスクトップのビジュアルイメージは、いろいろな種類の人を呼び寄せる力があると思います。


ほんとは25日の打ち上げで提案したかったんですが、行けないのでここに書いておきますね。


yamasaki


2007年03月26日

「感想空間」としての建築展

後輩JPが、ROUND ABOUT JOURNALの編集ミーティングの様子と、藤村展のオープニングの様子をレポートしてくれています

JOURNALは年末から約3ヶ月、毎週日曜日に9:00集合、ランチ後解散、というリズムをキープして仕上げました。編集作業も設計同様、最後までアルゴリズミックにやれたのがよかった。

山崎さん、展評ありがとうございます。辛口コメントも覚悟していましたが、とても分析的、批評的に見て頂いて嬉しいです。

振り返ると、気をつけていたことは以下の3点のように思います。

1. テーマの提示
単に作品を紹介するだけとか、事務所に転がっているようなスタディ模型を乱雑に並べるだけ、というよりは、きちんと文脈を提示する
2. 空間的な会場構成
「壁があるからボード」とか「床があるから模型」ではなく、その場所での目の動きや体の動きをきちんと設計する
3. 圧倒的な情報量
見に来て頂くからにはそれなりの土産を持って帰れるよう、伝達可能な情報量を上げる

どれも至極真っ当なことですね。それがなかなか難しいのですが。

おっしゃるように、「コメント」は確かに今回の会場構成のキモかも知れませんね。あれが展示の情報量をすごく増やしているように思います。オープニングのときはたくさんの人に来て頂いたので壁面が塞がってしまい、壁面を見れずに帰った方が多かったようで、「情報量が少ない」というご意見も頂きましたが、2回目に見て「印象が変わった」という人は多かったので、なんだか申し訳なく思っています。

ちなみに将棋の「感想戦」という言葉は知らなかったのですが、私たちはいつも「感想戦」のようにプロセスを振り返り、客観的にコメントを付けながら設計を進めているので、極めて的確なご指摘だと思います。コメントで満たされた今回の展示はまさに「感想空間」ですね。

「素直すぎる」ということについては、「『何を展示するか』だからね」というやまさきさんのアドバイスが効きすぎたかも知れません(笑)。

動線等、いくつか課題も残しましたが、やりたいこと(+α)はできたように思っています。ご意見、どうもありがとうございました。

展示にあたって個性というのは多少意識しましたが、全体に「藤村君らしい」という感想を頂くことが多くて嬉しかったです。

オープニング後、編集の方を中心に、何度かプリズミック・ギャラリーへご案内。いろいろ感想を頂く。

20日17:00 新建築住宅特集編集部・佐藤さん
「藤村さん、基本は『自分ドキュメント』ですよね。でも『俺が俺が』って感じじゃないですよね。」
22日10:00 新建築写真部・稲継さん(撮影)
「妹島さんの住宅(小さな家)のスタディを思い出します。」
23日15:00 Y+Factory・伏見さん
「模型で断面を見せるのは建築的でいいけど、『プロセス』というタイトルは伊東さんを連想させるのでよくない。」
25日16:00 GA編集部・石坂さん
「『やりたいこと』の説明がないのが気になってしまう。」
25日17:00 ROUND ABOUT JOURNAL、建築ノートTOY2執筆者の皆さん
「大物になる予感がします」by大西麻貴さん
27日10:00 新建築編集部・中村さん
「『これでもか、これでもか』って感じ。」

来て頂いた皆様、どうもありがとうございます。順次、展覧会情報、レポート記事等を出して頂く予定です。よろしくお願いします。

25日、18:00からは藤村事務所でROUND ABOUT JOURNAL執筆者、Table of Youth執筆者、オープンデスク、編集者の方等、いろいろ集まって打ち上げ。JOURNALの執筆者は初めて会う人も多かった。刷り上がったペーパーを眺めながら、互いに批評を交わす。この時間を味わうために頑張ったようなもの。いろいろ発見も多く、とても楽しめました。

模型を手伝ってくれたオープンデスクの連中もわいわい議論していました。僕にとって彼らを呼んで模型を手伝ってもらうことは、やまさきさん風に言えばまさに「『議論の場』の設計」。楽しそうに建築の議論をしている彼らをみると、一緒にやれてよかったと心からと思える。

濃密な時間を共に過ごしてくれた皆さん、とても感謝しています。

というわけで再度告知。

藤村龍至展

会期 平成19年3月16日(金)より 5月6日(日)まで 5月3,4,5日 休
会場 PRISMIC GALLERY(東京メトロ銀座線 外苑前駅 徒歩10分)地図
   107-0062東京都港区南青山4-1-9秋元南青山ビル5F
   03-5770-4751
時間 10:00-17:00 入場無料

会場にてフリーペーパーROUND ABOUT JOURNALを配布しています(1995部限定)。ご自由にお持ち頂ければ幸いです。
また、人数を記録するため、受付でなるべくご記帳頂ければ幸いです。

会場以外でのJOURNALの配布方法については、検討してみますね。>やまさきさん

fujimura

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