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オープンデスクの風景

16日からプリズミックギャラリーで開催させて頂く展覧会の準備ため、このところ連日オープンデスクの学生諸君で賑わっている。これまで2週間交替で準備を進めてきたが、今週からはついに9名体制となり、作業場所を確保するために模型作業を中心にレイアウトを変更。暫定的にこれまでの打ち合わせ室を設計室とし、打ち合わせ室を模型室と兼用としてみた。

このところ、東工大のレギュラー陣を筆頭に2チームに分かれ作業を進めてもらっている。同じ学部生でも、普段からオープンデスク等でトレーニングしている人と、課題しかやったことがない人ではスキルにくっきりと差が出てしまう。仕方がないことだが、少し様子を見て、こちらでそれとなく格付けをしてやると役割分担がはっきりする。

初日はさすがにスタッフも掛かりっきりだったが、2日目くらいからは自分たちで議論をして、どんどん作業を進めてくれるようになった。議論のレベルと、作業のレベルがどんどん上がっていくのがわかる。学生は何かを作り、それについて話し合っているときに一番成長するようだ。真剣に作業の方法について議論している彼らをみていると、こちらも嬉しくなる。

とはいえ、しばらくすると私語に夢中になったり、作業が雑になったり、効率が落ちてしまうわけです。マメにテコ入れしなければならず、それがなかなか大変。

9日は午前中、オープンデスクとスタッフ全員でギャラリー間のアトリエワン展に出かけてみた。4階に模型がたくさん並んでいるので、お手並み拝見・・・的な。ただ別々に見るだけではうまく吸収できないと思い、ひと通り眺めたあとで集合を掛け、全員でひとつひとつの模型を順番に回って感想を出し合ってみたところ、家具の作り方、見せ方、断面の扱い、模型台の扱い、など、様々な意見が出た。そのまま事務所に戻って1/20模型制作を再開したのだが、課題がよく見えたあとでは、作業のテンションも上がるというものだ。

2月22日、夜。F事務所のA君来社。このところ仕事の合間を縫って続けているメール対談の行方について議論。話しているうちに、全体のフレーム結論が、導かれるように見えてきた。同じ1976年生まれで、共にFさんの少なからぬ影響下にありつつ、東工大的文脈にも精通している彼との議論はまさに弾むように展開した。成功の予感。

24日、工務店の工場で組み立て中の「写真館のショーケース(仮)」を埼玉へ。複雑な多面体で、寸法の管理に苦労している様子。仕上がりが気になるが信じるより他はない。

25日、朝、後輩I、FG、JP、MT、KYとミーティング。議論しながら、次第にコンセプトが見えてくる。

午後、増田アトリエの「北本の家」のオープンハウスへ。増田さんとは一度お会いしただけだったが、オープンハウスのお知らせの写真と解説が興味深かったので伺わせて頂くことにした。

面白い住宅だった。複雑な空間だけれども、言語がとても整理されているせいか、くどくない。確信犯的にマニエリスティックなところもあるし、強引なところもあるけれど、かなり知的な住宅だと感じた(概要がこちらに載っている)。

27日、朝、所用により表参道のヨックモックへ。初めて中に入った。だいぶくたびれているが、品のあるインテリアだ。マルチメディア工房の構造のヒントとなったという天井の照明をまじまじと眺めてしまった。

3月2日。朝から「写真館のショーケース(仮)」の組み立てがあるので所沢へ。土台から仕上げまで1日で行う。パーツは工場で組み立て。

そして今、展覧会の準備が佳境。明日はいよいよ搬入である。告知も、諸々の仕込みも終わったので、残るは巨大模型と、スタディ模型のディスプレイ、作品解説のレクチャー準備などを残すのみ。オープンデスク諸君の頑張りもあって、なんとか間に合いそうだが、まさに「予断を許さない」状況。

人手も場所も、予算も少ないが、知恵と熱意と、野心だけはたっぷりある。あと2日、頑張りたいと思う。
fujimura

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2007年03月09日 21:54に投稿されたエントリーのページです。

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