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着工など

16日、松田達さんのレクチャー@南洋堂。この6月に独立されたばかりであり、「まだ何も建てていないからこそ、出発点を語る」という趣旨。

「ユルバニスム」という概念の紹介、パリでの中庭のリサーチを経て、今後の事務所経営のイメージやつくりたいという「都市建築」のイメージ、過去の作品紹介等。

後半は松田節が炸裂。曰く、
「建築と都市が『都市建築』という概念をつくればいい」
「金沢と東京が離れているなら『金沢東京』という概念をつくればいい」
「感覚と論理が離れているなら『感覚論理』という概念をつくればいい」
と、リズミカルな展開。

だが肝心の「都市建築」なるものの具体的なイメージは最後まで語られないままであった。あくまで「概念の問題」らしい。

質疑応答はなかなか激しかった。林要次さんが資料について突っ込み、南さん、樫原さんが後輩指導的に内容に厳しく突っ込んだあと、田路先生が「前半はよく勉強しているが、後半の話は『小せぇなあ』という感じ」とバサーリ・・・いろいろ批判されても平然としている本人を見て、この人は60歳くらいになってもこんな感じかも知れない、とふと思う。

18日、K-PROJECT着工。9:00、現場に関係者が集まり四方祓い等。設計期間中はいろいろ問題が発生したり、予定が延びたりするので「一生この建物を設計しているのではないか」と錯覚に陥りそうになるが、ようやく着工までこぎ着けることができた。工事期間中の安全と無事を願いつつ、気を引き締める。

11:00、六本木に移動し、やまさきさんと合流。エイドリアン・フォーティ氏にインタビュー。先日の東大でのレクチャーにはあいにく参加できなかったが、やまさきさんより招集がかかり、同席させて頂くことに。

待ち時間の間、フォーティ氏の旅行に同行していたというやまさきさんに話を聞きつつ、質問を用意する。先日のレクチャーでは「不完全性」がキーワードだったようだ。

難波さんは日記で「当初のデザイン通りに実現されないことをimperfectionというようだが、もうひとつのimperfectionは単にデザインの失敗という意味にすぎないように思える。だとすると議論はあまりに陳腐である。」とバサーリ切り捨てていたのだが、話を聞いていて、どちらかというと、perfectionを求める社会に対し如何に抵抗するか、という文脈でimperfectionという概念を用いているのではないかと感じた。

インタビューはうまく行った。やまさきさん、お疲れさまでした。

15:00設計製図TA@東工大。トレースや調査など、ここまでが毎年長いが、ようやく住宅設計課題にまでたどり着いた。この日はエスキス初日。

寸法とは、形式とは、精神とは・・・1時間くらいで終えるはずが、ひとりひとりとじっくり話しているとあっという間に3時間くらい経っていた。今年はどんな才能と個性に出会えるだろうか。

19日、夕方大阪の先輩Kさんが事務所へ。進行中の内装の図面を見せてもらう。Kさんらしいコンセプトで実現が楽しみ。

その後急いで南洋堂へ。フリーペーパー「ROUND ABOUT JOURNAL」を置かせて頂くことになり、持参。より多くの人の目に留まると嬉しい。
fujimura

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2007年06月19日 20:49に投稿されたエントリーのページです。

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