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SKIN+BONES展@国立新美術館

5日、国立新美術館のSKIN+BONES展のオープニングへ。LAのMOCAで開かれた展覧会の巡回展。80年代以降の建築とファッションを比較し、互いの共通点を探る、というもの。日本人建築家は伊東豊雄、SANAA、坂茂らが、ファッションデザイナーは三宅一生、川久保玲、山本耀司、渡辺淳弥などが入っている。

まず展示の感想としては、実物をずらっと並べているファッション作品の迫力に比べ、写真と小さな模型だけの建築作品がやや迫力不足な点は否めなかった。ただ、LAのMOCAでのオリジナル版ではシアトル公立図書館(OMA)やオリンピック・スタジアム(H&deM)の巨大な模型が並んでいて、両者の迫力は拮抗していたというから、ここでは巡回展という事情を踏まえて見たほうがいいのかも知れない。ちなみに図録を見ると、両者のイメージのスケールが等価になり、建築とファッションを横断的に並べてしまうという、この展覧会のコンセプトが持つある種の暴力性を最大限に感じることが出来る。

作品単体では、入り口にあるHussein Chalayanによる「Afterwords」というコレクションの「Convertible Skirt / Table」は面白かった。テーブルがスカートになったり、椅子のカバーが服になったり、椅子の本体が鞄になったりする。ビデオを見ていると、最後に何もなくなるのだが、そこになんとも言えない喪失感のようなものが残るなあ、と思っていたら「紛争で亡命を迫られる」という設定らしい。なんともヨーロッパっぽい。

ただやはり、ブルック・ホッジのキュレーションについては、大量の作品群を整理する体系としては理解できるが、文脈としてはなんとなく発見的でないようにも感じられた。このテーマを展開するとしたら、互いのデザインプロセスを見せることではないかと思う。衣服のデザインがどのようなプロセスでなされるのか、門外漢の私には全く想像がつかないが、恐らくそれは建築のデザインについてもいえるだろう。それぞれの分野のデザイナーがどのような思考を経てモノを作っているのか、という深いところを見せ合えれば、デザイナーにとって互いの製作のヒントとなり得るような気がした。

ともあれ、80年代以降の建築とファッションの流れを知るにはよい機会かと思われます。8/13(月)まで。10:00-18:00、火曜日休。
fujimura

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2007年06月05日 22:55に投稿されたエントリーのページです。

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