先日、中央アーキ編著による『新スケープ 都市の異風景』が出た。同世代のグループがこのような本を作り上げたことに対して、その行動力に感心する。
後半にインタビュー「お気に入りの風景」が掲載されている。建築家は藤村龍至、小嶋一浩、西沢大良、宮本佳明、藤本壮介、石上純也といった顔ぶれ。
ある日突然電話があり、その2日後にインタビューと撮影があった。
インタビューはルポ風、語り風、コラム風といろいろあるのだが、僕のはサカカヨとの対談風にまとめさせてもらった。同世代感を出しつつ、中央アーキを軽く批評し、さらに彼らの師匠である小嶋さんに接続し、アトリエワンなどの東京論などを外観して、「表層と深層」の構図を作ってみた。
自分の考えもあるのだが、彼らの考えを聞けたのは楽しかった。今回はイントロ的だったけど、彼らの本作りの衝動というのが、どの辺りから出てくるものなのか、そのうちその深いところを聞き出せればと思う。
論理というより雰囲気があり、展開というよりリズムがある全体のテイストは、とても今風で、彼らの鋭い感受性が出ている。ビジュアルとテキストが半々な感じもとてもいい。ぜひお手に取ってご覧頂きたい。
7日、16:00k-project現場。いろいろミニバトルがあるが(というか攻められっぱなしだが)、冷静にまとめていく。知識や経験も大事だが、結局のところ大事なのはコミュニケーション能力。
20:30すぎ、渋谷に戻ってTable of Youthの打ち上げに合流。槻橋さんとメンバー7名。完成した3号の誌面をサカナにいろいろ話す。個人的には、1号は「メイキング」に焦点が当たっていたが、2号は「建築」に寄り、3号は「人物」に寄ったなと思う。4号の展開が楽しみ。
巻末のToYは、ある種のかたちができつつある。「出たい」という学生も多いらしい。僕としては、こういう場があることで意欲と野心のある学生達と交流できるのは楽しくていいのだが、メンバーのなかには、少し目的をはき違えていると感じられる人もいたりして、なかなか難しいと感じる今日この頃である。
コルビジュエ展で流されていたシャルロット・ペリアンのインタビューで、「彼は、建築がダメなら絵を描き・・・絵がダメなら文章を書いて・・・ありとあらゆる手段で考えを伝えようとしたけど・・・結局拒否され続けた」という一節がとても印象的だった。
文章など書かなくても建築は建つだろう。でもそれでは足りないから建築家は文章を書くのである。
逆に、そういう切迫感のない文章は読んでいてつまらない。先日も「こんな説明ならば、書かなければいいのに」とある学生のポートフォリオに綴られた、無意味に長い説明文を読みながら思った。彼はただ、何を書いたら自分の考えが伝わるのか、方法を知らないだけなのだが。
絵本のようにふわふわとした世界観が悪いとは言わないが、それでは全く歯が立たないと気がついたのは、やはり留学してからだろうか。
伝えるために書く。伝えることをはっきりさせるために話し合う。4号でも、そういう場を作りたい。日頃から言いたいことが詰まってあふれてるような人には、ぜひ登場してもらいたいと思う。
fujimura