東工大建築学科の機関誌『Ka』の取材が本格化。数年前から年に1度の発行となり、今号から学生中心の編集体制へと移行することとなった。歴史意匠系の各研究室の博士課程の学生8名を中心に会議を重ね、企画がまとめられた。
29日、この日は最初のインタビューで安田幸一先生の話を伺いに安田アトリエへ。学校そばのコンビニの裏の、ビルの1階を改装したアトリエ。ガラスブロックのファサードがきれいで、こんな近くにあったとは知らなかった。「言葉とデザイン」を切り口にインタビュー。日建設計に長く在籍された後で大学に戻って来られた先生ならではの独特の作家像が興味深かった。
31日は建築史の藤岡洋保先生へのインタビュー。スタンスが明快で、話に全く淀みがなく、熱い。現代の問題を解決するために過去の事例を参照する、というデザイナー的な視点や、堀口捨巳や「巨大建築論争」の神代雄一郎の話が興味深かった。
大学院1年生の頃、藤岡先生の授業で建築評論を書く機会があった。特定の建築を選び、それを同時代の他の建築と比較したり、同じ作家の後の作品を参照したりして、その作品を位置づける、という課題だった。僕たちは「パレスサイドビル」(日建設計/林昌二)を選び、丹下作品の香川県庁舎などのコアシステムと比較したり、「日比谷電電ビル」(日本電信電話公社施設局建築部/國方秀男)と比較したりして、読み方を探ろうとした。この経験を通して、建築を批評することの面白さを知ったような気がする。藤岡先生の話を伺いながら、懐かしく思い出す。
2月1日、GAの山口さん来社。『GA JAPAN』の記事にて先日のイベントLIVE ROUND ABOUT JOURNALを取り上げて頂くことになり、インタビューして頂いた。来週は『新建築』にて南後君、ドミニク君と3人で鼎談の予定。台湾の雑誌『Dialogue』の取材も決まった。ありがたい。
この日は打ち合わせを梯子する。藤村事務所では現在、大型のビルのプロジェクトが3件進んでいる。いずれも400-500坪くらいの規模で、今年から来年に掛けて竣工する予定。そのうちK-PROJECTは建て方が佳境、5月末には竣工する予定である。
その他にこの年明けから住宅プロジェクトが1件始まった。独立住宅の設計は初めてだが、事業ビルとは異なる面白さがあり、とても楽しく設計を進めさせて頂いている。ビルは今まで1/100でスタディしてきたが、ここでは篠原一男に倣い、1/50でスタディを進めている。
今のところいつものように線形に積み上げて、ボトムアップしていくスタディを展開。今、ようやく005案に辿りついた。だんだんスタッフの体(頭ではなく)が追いついていけば、加速度的にスピードアップしていくだろう。3月末までの設計期間にどれだけ飛躍できるだろうか。
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春休みのオープンデスクの募集を始めました。たった2週間だけですが、毎日一緒に議論しながら模型をつくる経験は、きっと4月からの生活を変えます。一緒に歴史をつくりたい人はぜひこちらへ。意欲ある皆さんの応募をお待ちしております。
先日のイベントLIVE ROUND ABOUT JOURNALについて、TEAM ROUND ABOUTメンバーの松島潤平や伊庭野大輔、藤井亮介が詳細にリポートしていますので、よかったらご覧になって下さい。
出演者のひとり、大西麻貴さんも、熱い感想を書いてくれています。
会場に聴きに来てくださった方の反応も嬉しいですね。佐藤敏宏さんは偶然来られたそうですが、イベントの主旨を即座に理解して、朝まで議論におつきあい下さいました。その他、直接お会いしたことはない方ですが木村覚さんという方が「批判的工学主義」について、詳細に感想を書いて下さっています。
ROUND ABOUT JOURNALvol.3はINAX:GINZAにて配布中です。今後建築系書店等で配布して頂く予定です。まだまだ在庫がありますので、配布に協力して下さる方(特に地方の方歓迎)には100部ずつお送りします(学生の方は無料)。送り先の住所、氏名、学校名or勤務先、学年を明記の上、藤村事務所までご連絡下さい。連絡先はこちら。お待ちしております。
fujimura