山崎さん、感想+質問ありがとうございます。
素材については、外装はメンテナンスも考慮して基本的に素地のものでハードに、内装はスケールに対応して金属っぽい感じを消してソフトにしよう、みたいな感じでまとめていきました。ゴムチップは近所の歩道橋にヒントを得たもので、遮音のことを考えても合理的な選択だったと思いますが、見た目の素材感としてもわりと好評でしたね。
MBのガラスについては、基本的に建物の裏側を感じさせないようにメガストラクチャーは隠蔽していますが、他方で住人が建物の裏側を忘れずに暮らすことは大事なことだと思うので、ちょっとしたヒントがあることは大事かと理由でああなっています。どちらかというと思想の問題のようなもので、機能的に説明されるものではありませんね。
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1日、BUILDING K内覧会2日目。最終的に来場者は400人を超えた。いい天気で屋上のテラスが気持ちよい。1階で説明して、見送って、1時間ほどすると興奮気味に下りてくる。
自分たちはこの建築を全く新しい建築だと思っているが、どうやってその新しさを伝えればよいのかわからない。ただ、いろいろな人に説明していくうちにポイントはわかってくる。
この日はメガストラクチャーというコンセプトを主に空間的な側面から説明したが、社会的側面から説明しても良かったかも知れない。例えば、坪単価を教えると反応が変わる。意匠、構造、設備の融合とは、形式美だけの問題ではなく、コストパフォーマンスやサステイナビリティの問題等も当然入って成立している。そのあたりをどう伝えていくか。
19:00スタッフ打ち上げ@抱瓶。担当の城間の労をねぎらう。設計を受注してからというものの、本当にいろいろなことがあり、血も凍るような場面もいくつも経験した。細かい反省点はいろいろあるにせよ、担当者の能力に助けられた建築だと思う。
2日、11:00新建築編集部の中村光恵さんご案内@K。一通りご案内し、記事の作り方、撮影の仕方など作戦会議。それほど間を置かずに発表できそうだ。その後東工大へ戻り設計製図のアシスタント。事務所に戻り20:00Table of Youth。
3日、11:00展覧会打ち合わせ@INAX:GINZA。既にリリースされているが、6/10に発売される『JA』の若手建築家特集「風景の解像力」のメンバー(乾久美子、藤本壮介、中山英之、平田晃久、中村竜治、石上純也、藤村龍至、長谷川豪)8名の合同展示が6/28(土)から7/5(土)までINAX:GINZAで行われる。面白い展示になりそう。
4日、論文佳境。つかもと師と打ち合わせを繰り返す。この日は深夜1:00スタート。3:30終了。それから修正作業。寝る暇がありません・・・。
5日、9:00撮影@K。あいにくの雨なのでひと部屋のみ。塚本研の連中が見学にやってくる。11:00過ぎシャネルモバイルアートへ。五十嵐太郎さんに話を頂き、周囲の学生に声を掛けてよいとのことだったので、先日の即日ブログレポートに参加してくれた学生にお礼の意味を込めて声を掛けた。総勢14名でザハ建築をうろうろ。
17:00現代研究室の小倉さんと柳澤田実さん来社。『ディスポジション 配置としての世界』の刊行記念シンポジウム(6/21 14:00-17:00@代官山ヒルサイドプラザ)にお声掛け頂き、参加させて頂くことになった。
http://www.hillsideterrace.com/art/080621.html
6日、9:00論文打ち合わせ@ハウス・アンド・アトリエワン。つかもと師とランチ・ミーティングならぬ、ブレックファースト・ミーティング。いわゆる「てにをは」のミスが多く「音読していないからだよ」と横にいた貝島さんに指摘される。
10:30各誌取材@K。新建築大沢さんと鳥村さん、川辺さん、MDR荻原さんの撮影が同時進行。5-6人でポイントを移動しながら撮影を進めていく様子は映画製作の現場のよう。
14:00過ぎ、五十嵐淳さんご案内@K。この日はお施主様や銀行関係者など来客が多く、残工事もあり落ち着かない。ゆっくりお話しできず残念。20:00過ぎ無事撮影と引き渡しが完了。
7日、事務所で打ち合わせ後、13:30菊竹清訓レクチャー@INAX:GINZA。「か・かた・かたち論」。ブリジストンの一連の仕事から1958年のスカイハウス、1968年の『代謝建築論』へ至るストーリー。
氏の主張は「形態ではなく、方法論を問うべき」というものでとても明快。その他にも、使い方から建築を考える、という発想は、意外にも大江匡さんとの連続性が感じられた(ちなみに大江さんは菊竹事務所の出身)。
個人的にはBUILDING Kの構造システムは東光園に似ているといわれるし、設計プロセス論+メガストラクチャーという表現の組み合わせに勝手に親近感を抱いていたのだが、スタッフの方のご紹介で講演後ご挨拶することができた。
菊竹さんだけではなく、BUILDING Kの全体構成は坂出人工土地(大高)のようでもあるし、ダイヤグラムはメガフォーム+グループフォーム(槇)の組み合わせだし、4本のコアは寒河江町庁舎(黒川)のようでもある。メタボリズムの現代的再構成というテーマについて、もう少し整理してみたい。
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佐藤敏宏さんの「ことば悦覧」で4月9日にお話ししたBUILDING Kの設計プロセスについてのインタビューが公開されました。龍光寺眞人さんとの議論も楽しかったです。佐藤さん、ありがとうございます。
http://www5c.biglobe.ne.jp/~fullchin/eturan/toukyou2008haru/07fuzimura/01/fuzi01.htm
そのほか、全力ゼミのメンバーも続々レビューをアップしてくれています。ありがとうございます。
伊庭野大輔ブログ
http://ibano.jugem.jp/?eid=90
松島潤平日記
http://www.ne.jp/asahi/studio/lithium/diarylog.htm#080531
藤井亮介ブログ
http://www.fujii-data.com/
fujimura