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批判が続く!?

先日BUILDING Kへご案内した満田衛資さんがブログで感想を書いて下さっています。

満田衛資さんのブログ「だから構造家は、楽しい。」
http://ameblo.jp/mscblog

非常に正確に見て頂いていると感じる部分と、こちらの説明が足りず、誤解されてしまっていると感じる部分があります。

全体に「超線形設計プロセス論」には比較的共感するものの、「批判的工学主義」には違和感を感じていらっしゃるようです。僕の中では表裏一体なのですが、「なぜそれを主張するのか」というアジェンダ・セッティングの部分がうまく伝えられていないと反省しました。

メールでも叱咤激励を含んだご意見を頂きましたが、そちらもとても刺激的でした。ここで議論を尽くしてしまうと来月のインタビューで聞くことが無くなってしまいますので、話題をしっかり暖めておきたいと思います。

もうひとり、「藤村龍至について」というタイトルで僕のことを論じている人がいました。

itu415さんのブログ「カラー ミー ポップ !」
hhttp://d.hatena.ne.jp/itu415

批判の中に「叱咤激励」的なニュアンスを含む満田さんとは異なり、どちらかというと根本的な「批判」。とはいえ印象論に留まるものではなく、かなり正確に僕の書いたものを読み込んだ上で議論の前提を問いかけてくれています。

構築性を徹底し、飛躍を包含しない「超線形設計プロセス論」は言うならば、最適解のみを生産し続ける資本主義の建築のための方法論である。そこに至った藤村の問題意識は確かに的確であるが、彼が生み出した方法論は徹底すれば資本主義の要請する凡庸な最適解でしかない建築を生み、徹底しなければ建築家の作品としての建築を生む。

書いたものだけで議論を展開させた結果、結論を過剰に単純化させている節もありますが、なるほど、とも思いました。ただ形骸化に陥らず、かといってマニエリスムからも距離を取り、方法論を徹底することによって得られる複雑さを内包した解こそが建築家の作品足りうると主張している私からすれば、彼のイメージする最適解とは、資本主義の要請に従ったかのようにみえて、形骸化してしまった合理主義の産物のことのようで少々違和感が残ります。お会いしたことのない方だと思いますが、いずれお会いして議論してみたいですね。

いずれも自分の議論の伝わり方を知る上で勉強になりました。ありがとうございます。

岡崎乾二郎さんからご返信を頂く。「批判的工学主義」について「輝く都市のコル(アルジェ計画+ビシー政権との絡みも含めて)などの問題とかもっと論じたかった」とのコメント。小林康夫先生からも同じく「検索不能なものとはなにか?ということで議論したかったですね。」とのレスを頂く。ありがたいですね。

17日、藤本壮介さんの事務所へ。前回は『新建築』の月評で「情緒障害児短期療養施設」について執筆するにあたって押し掛けたとき(2006年夏)以来なので、2年ぶり。当時「オープンデスクの風景」と呼ばせてもらった独特の内部空間は「外国人インターンの風景」へと変貌を遂げ、模型の山で事務所が覆い尽くされていました。

「読み飛ばしていた」という『JA70』の拙稿「批判的工学主義」については、「巻末の解説かと思った」「言葉が良くない」と厳しいコメントだったが、背景をお話ししていくうちに「意外と近いかも知れない」と認識を変えて下さった模様。僕の方も、原理的なモデルを量産する藤本さんの設計スタイルについて、コンテクストとの関係をどう取っているのかが理解できなかったが、商業空間の営みを自然現象のように眺めるまなざしがあることを知り、より深く理解できたような気がして楽しかったです。

24日、ぽむ企画の平塚桂さんと会う。学会の委員会などいろいろな場所でよくご一緒するが、じっくり話を伺うのは初めて。建築家の使う言葉に疑問を持ったこと、建築×映像がコンセプトの「建築ナイト」が今から思えば建築×情報だったこと、80年代のニュータウン育ちという共通点、などなど。同時代性を感じられてこちらもとても楽しかったです。

告知:7/10-12に取材で関西・広島に行きます。盛り上がりましょう!詳細は後日。
fujimura

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2008年06月24日 02:08に投稿されたエントリーのページです。

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