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俎上に上る

8:00会場入り。各事務所のスタッフが続々集まり、テキパキとセッティング。王道的模型展示と映像で構成と生活を見せる長谷川豪さん、巨大なグラフィックと造形的な模型群でコンセプチュアルに攻める平田晃久さん、対照的に小さな本とテーブルを展示し、来週から始まる個展の予告を行う石上純也さん、ジュエリーのように完成度の高い模型と小さな写真で埋め尽くす中村竜治さん、スタディ模型を山のように積み上げた藤本壮介さん、キメの細かい演出でコンセプトをコンパクトに表現する乾久美子さん、繊細なドローイングだけで空気を作ってしまう中山英之さん、というように各建築家の展示も素晴らしくテンションが上がる。

藤村事務所は超線形的なプロセス模型をずらっと並べ、BUILDING Kの1/20を並べ、方法論を展示した。設計のプロセス(結果論)というよりもプロセスの設計(方法論)を提示するということを暗示するために、魚の発生プロセスとエクセル表を掲示。

13:30一旦会場をあとにし、事務所へ。打ち合わせ後、会場へ戻るといきなり混雑が始まっており、手応えを感じる。

16:00関係者顔合わせ。主催者の新建築社、INAX、出展建築家、グラフィックデザインを担当した刈谷さんらが集合。橋本さん、INAX:GINZA辻館長ほかから諸々説明。

17:00シンポジウムスタート。最初は各建築家からのプレゼンテーション。4人とも熱が入りやや伸びるも充実した内容。幕間にコメントを挟む。

休憩後、ディスカッション開始。「司会がしゃべり過ぎ」と突っ込みも入ったが、グローバリゼーションによって顕在化した場所性や慣習の流動化という社会の問題と、情報技術によって可能になった動的な形式性という建築の問題をどう繋げるか、という議論のフレームに4人の実践を位置づけようと試みる。

時間配分に注意しながら議論の流れを作る。LRAJなどで壇上の議論にも少し慣れて来たつもりだが、まとめが難しい。途中一旦ブレイクし、レビューを担当される倉方俊輔さんにコメントを求める。各建築家の立場に明快にコメントをつけてくれたが、「『建築の慣習』というのはつまらない」と司会にダメ出し。

その後の質疑応答は思ったよりも静かだったが、平田さんが「コンテクスチュアリスム(文脈主義)vsフォルマリスム(形式主義)の対立は無効になった」とはっきり宣言してくれて、胸がスカッとした。外部空間についての長谷川さんのコメントは「建築とは街を愛する方法だ」と言っているように聞こえ、とてもいいと思った。

4人の建築家から力強いコメントが出て来て急に気が楽になり、開放的な感じでじゃべりはじめたら急に会場が暖まる。

終了後、司会について「LRAJより俎上に上る覚悟が出ていた(倉方さん)」「最初からあの感じでやればいいのに(新建築編集長・四方さん)」とコメントを頂く。(いつもながら)誉められているというよりけダメ出しに聞こえるのは気のせいか。

来週は自分が発表する番だ。どのような展開になるだろうか。長谷川さんの手腕に期待することとしよう。

倉方俊輔さんが早速昨日の模様をアップしています。昨日参加したブロガー諸兄のレポートも楽しみにしております。

倉方俊輔さんのブログ「建築浴のすすめ」
http://kntkyk.blog24.fc2.com/


fujimura

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2008年06月29日 14:43に投稿されたエントリーのページです。

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