昨日から、自分たちで設計した建築を自分たちで使っています。すごく不思議な感覚です。仮に使っているだけなのではないか、数日したら渋谷のあの部屋に戻るのではないか、という錯覚にときどき襲われつつも、快適に過ごしています。
使ってみるといろいろ気がつくことがあります。今のところ使い勝手は悪くないし、寸法もいい感じ。昼の感じも、夜の感じも、なかなか気に入っています。建築を使うことが、こんなに楽しく、気持ちのよいものだとは。
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「批判的工学主義」について、コメントが続けて出ています。
10+1ウェブサイト
議論が拓く世界──「LIVE ROUND ABOUT JOURNAL」評釈(前篇)|倉方俊輔
http://tenplusone.inax.co.jp
建築史の倉方俊輔さんが、LIVE ROUND ABOUT JOURNALのレビューと、それをもとに議論を展開して下さっています。
LRAJの発表を聞く限り、誤解の種になりそうなポイントは大きく2つある。
ひとつは、既往の建築論との違いに重きを置くあまり、単なる「工学主義」と混同されてしまいそうな点。(中略)もうひとつは、どこまでが「批判的工学主義」の理念で、どこからがそれを達成する手法であるかが、混同されやすい点である。
厳しいなあ(^_^;)。でも、まさにその通りです。
ここでいう「新たなる場所性」とは何か? 「批判的工学主義」を《手段》としたときの《目的》とは何か? 衒いを捨てて、次に論じなければならないようだ。
そうそう、そうなんですよ(-_-)/!!。
明日のINAX:GINZAで、できれば論じたいです。そこんとこ、よろしくお願いします>倉方様
もうひとつは千葉大学の岡部明子先生。
古き良き都市を標榜する反動的な都市論が目を背けてきたマーケットの必然的産物であるコンビニやタワーマンションや郊外地区。建築家としてこれらと正対しようとする姿勢は頼もしい。
ありがとうございます。
ただ、工学主義を利用する「戦略」とは具体的に何なのか。「メディア論と建築の共同作業」(長谷川一、メディア論)、「計画学と行政の連携」(岩佐明彦、建築計画)が手がかりとして出てはくるが、いかにも動きが遅く弱い。商業主義がマーケティングに圧倒的な投資をして築いているデータベースの牙城を我がものにしている限り、「批判的工学主義」に実効性のある戦略を期待しうるのだろうか。
倉方さんの問いとも通じる問いかけですね。今後の運動の展開や、設計の実践で徐々に示して行きたいと考えています。
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30日、18:00編集委員会@建築学会。先日ネットで藤村批判を繰り広げていた学生は五十嵐研の院生ということが判明。
1日、10:00BUILDING Kの掲載打ち合わせ@新建築社。ページ構成を考え、写真を選ぶ。13:00『建築雑誌』に連載中の「建築マンガ」のため漫画家さんと打ち合わせ@外苑前。15:00インタビュー@TNA。武井さんは塚本研出身なのでお話する機会は多いが、じっくりコンセプトやルーツについて伺うのは初めて。とても面白い。
事務所に立ち寄る間もなく地下鉄で移動し、伊東豊雄×セシル・バルモンドの講演会へ。打ち合わせ続きでぼーっとしていたら話しかけられること数回。卒業設計講評会で出会った人が東京に出て来たり、社会人になったり。頼もしい。
セシルの英語は聞きやすく、論理構成がかなり図式的でわかりやすい。
曰く、
1.中心があり、対称的な幾何学
2.中心がずらされ、歪曲された幾何学
3.アルゴリズムで構成されたダイナミックな幾何学
モダニズムは1、デコンは2、自身の展開は3。
アルゴリズムで出来た空間の意味は「ラブリー」以上には語られないのだが、それでサマになるのだから文句は言うまい。建築の新しい展開として、とても面白い。
伊東さんのレクチャーでは「諏訪湖博物館・赤彦記念館」(1993)が1として反省的に語られ、「サーペンタイン・ギャラリー」(2002)が3として位置づけられている。「多摩美術大学図書館」(2007)は2だし、UCBのギャラリーなども2であろう。伊東建築は2と3のあいだで試行錯誤を繰り返していることがよくわかる。
会場(1800人収容)は満員御礼。学生も多いが、スーツを着た社会人も多い。そのことが多少不思議にも思える。セシルの思想はヨーロッパのサロンでは熱狂的に迎えられているとしても、現代の日本社会ではすぐに応用可能であるとは言い難いからだ。
僕らはどうやってレファランスすればいいんだろう。レクチャーで盛り上がって、翌朝オフィスにつく頃には忘れるのか、その日から実務に応用するのか。思想と実務が連続する社会ならもっと面白くなるはずだ。ではどうすればいいのか。それは「批判的工学主義」のミッションのひとつでもある。
3日、11:00打ち合わせ@エクスナレッジ。先が見えて盛り上がって来た。14:00ゼミ@東工大。20:00永山祐子さんインタビュー。23:00事務所に戻る。
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最後に、告知を。アキレスの皆さんと、神戸芸工大の皆さんのご協力を得て、10日に以下のイベントを行います。神戸近辺の方はぜひいらしてください。
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ラウンド・アバウト・ジャーナルVol.8公開収録
「若手建築家のアジェンダ」
1995年以降、経済のグローバル化と、情報技術の環境化によって建築設計を取り巻く環境は厳しさを増している。1970年代に始まったアトリエ系建築家と組織・ゼネコン系建築家の乖離や、2000年代以降のあいつぐ建築専門誌の休刊によって議論の場が消滅したことによるメディア環境の断絶は、解決の糸口も見えないまま私たちの前に立ちはだかっている。
2002年より活動を開始したROUND ABOUT JOURNALはブログ、フリーペーパー、イベントの開催などを通じてアトリエ系と組織・ゼネコン系、東京と地方などをブリッジする議論の場を設計しようとしている。今回は、関西地区の若手建築家に公開インタビューを行うことで、彼らが何を考え、実践しようとしているのか、それぞれのアジェンダを共有する場としたい。
■日時:2008年7月10日(木)18:30-21:00
■場所:神戸芸術工科大学 セレンディップギャラリー・カフェ(D棟)
■アクセス:http://www.kobe-du.ac.jp/access/index.htm
■参加建築家(敬称略)
柳原照弘(isolation unit)、市井洋右(市井洋右建築研究所)、今井敬子、山崎亮(studio-L)、香川貴範(SPACESPACE)、家成俊勝 大東翼 赤代武志(dot architects)、笹岡周平(WASABI)、藤村龍至 山崎泰寛(TEAM ROUND ABOUT)
■タイムテーブル
18:30-18:50 挨拶・問題提起(藤村)
18:50-21:00 ディスカッション
■主催:TEAM ROUND ABOUT、アキレス
■お問い合わせ
dot architects
tel : 06-7171-1977
mail : dotarchitects@tcct.zaq.ne.jp
■協力:神戸芸術工科大学 環境・建築デザイン学科
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明日は頑張ります。
fujimura