4日、12:00設計製図第一講評会。この授業、帰国直後から4年間アシスタントを担当させてもらった。東工大を9月に満期退学することになったので(論文の作成は継続)、東工大でアシスタントを務めるのは今年で最後となる。いろいろと勉強させて頂いた。
5日、16:00名古屋工大の北川啓介さんインタビュー@BUILDING K。『建築雑誌』でマンガ喫茶に泊まり続けるというレポートを発表するなど、とにかく型破りでバイタリティのある人、という印象は1999年の夏に初めてニューヨークでお会いしたときから変わらない。当時北川さんはライザーウメモトのところで働いていて、僕はまだ建築を始める前、コロンビア大学のサマースクールに通っていた。
20:00この日2本目のインタビュー@トラフ。最近竣工したという「横浜の住宅」からいろいろ辿っていく。インテリアや商業系からスタートしているキャリアに興味を持ったが、設計はワン・アイディア型でそれをデベロップさせていくスタイルで一貫している。有意義なインタビューになった。
7日、16:00白井宏昌さんインタビュー@BUILDING K。ロッテルダムでの留学時代にルームメイトとしてお世話になった方で、今はLSEでオリンピックと都市計画の関係をめぐってリサーチをされている。
深夜、リビングでブログを更新していると白井さんが帰宅され、一緒にビールを飲みながら議論する、というのが日課のようになっていた。当時はCCTVの設計が佳境だったが、それが実現する前に僕の方のビルが先に完成し、案内しているのがなんだか変な感じだ。
8日、9:30打ち合わせ@INAX:GINZA。今年から来年にかけてサポートのお願い。これまでのフリーペーパーやLRAJ、「風景の解像力」展など、次世代の建築家が集まり、情報発信する場をINAX:GINZAを舞台に作ろうとしてきた流れを発展させ、新しい流れに繋げていきたい。
19:00インタビュー@中央アーキ。昨年刊行された『新スケープ』をめぐって問いかける。同世代なのでいつものようにリラックスできるし、同時にインタビューといういつもより特別なシチュエーションのおかげでいつもより真剣に話を聞くことができた。
この日でインタビュー取材はほぼ終了。これから編集作業にシフトし、11月に刊行される予定。面白い本になりそうだ。
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2008年後半戦も佳境。詳細は追って発表していきたいと思うが、とりあえず流れとしては以下のような感じとなる予定。
8月 仙台・阿部アトリエにてレクチャー(25日)
9月 学会発表@広島大学(18-20日)+シンポジウム(企画中)
10月 日本建築学会でシンポジウム(2,9日)開催
11月 横浜トリエンナーレにて展示(21-30日)+シンポジウム(21日)
インタビュー集刊行
ROUND ABOUT JOURNAL vol.8発行
2009年1月 『LIVE ROUND ABOUT JOURNAL 2009』開催(24,31日)
3月 住宅竣工
5月 ビル(project n-gn1)竣工
7月 ビル(project KOH)竣工
10月のシンポジウムは学会の建築文化週間における本部企画で中谷正人さんが担当されてきたシリーズ「建築夜楽校」を引き継がせて頂くことになったもの。「建築学と社会学の架橋」をテーマとして、『建築雑誌』6月号の「批判的工学主義」特集を部分的に展開する内容になる予定。学会ならではという感じでゲストもコメンテータもモデレータもかなり多彩なので乞うご期待。
11月の展示は山本理顕さんにご推薦頂き、やらせて頂くことになりました。同じ1976年生まれの西田司さんとオープンしたばかりのBank ART Miniで2人展を行います。初日に山本+西田+藤村+αでシンポジウムも予定。個人的には「批判的工学主義」後の新しい展開の予感。
1月のイベントは今年1月に行ったものの続編。詳細はこれから詰めていきますが、あの熱気と興奮をもう一度蘇らせたいと思います。
このほか、『新建築』表紙の効果か、取材依頼、原稿依頼、イベント出演依頼、非常勤講師の依頼など。
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ところで、以下のサイトでBUILDING K論が展開されていました。
時事的な話題について、メールで対談したものをウェブで公開するというものらしいです。
faas「いや、俺はけっこうこの建物は惜しいとは思ってるんだよ。」
motoa「ただ俺としては実は完全に否定的ではないんだよね。」
・・・ってオマエらどんだけ上から目線だよ(- e -;)
と突っ込みつつも(どんな方かは知らないので)、これまで僕が展開してきた設計論をかなり丁寧に読んで下さっています。学生ではなく実務をやっている方のようですが、少なくない時間を費やしてこの建築について論じて下さっていることは実にありがたいことです。
惜しむらくは、自分たちで設定したお決まりの結論を自分たちで脱却できていない前半部分。色眼鏡が少なくない事実誤認を生んでしまっています。こちらの説明が足りない部分でもあるのですが。
他方、後半部分では
faas「新しい建築家のタイプが生まれる予感も俺は感じている。」
motoa「少なくとも新しい建築家像の一つとして成立するんじゃないかな。」
という熱いメッセージも頂いていますので、いつか直接お会いして話してみたいですね。そして、彼らのスタンスも逆に問いたい。
その意味で匿名なのが残念。プロフィールを晒して議論を挑む勇気も必要です。建築家にとって評論のクリエイティビティとは、他者を論じて自らを位置づけることです。自らのスタンスがはっきりしていればネガティブなトーンに頼らずに互いの前提や可能性をはっきり位置づけることができるはず。それができないということは結局作家としてスタンスが定まっていないか、単に勇気がないだけです。
その意味で企画として「建築公園」には何かが決定的に足りないが、ここに欠けているものを次に期待したいと思う。
fujimura