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2008年09月 アーカイブ

2008年09月06日

9/19 19:00シンポジウム「若手建築家のアジェンダ」

もうすぐ建築学会の大会です。今年は広島大学が会場です。学会の日程に合わせ、広島を拠点にする若い建築家の皆さんと一緒にシンポジウムを仕掛けることになりました。学会で広島に行く人も、そうでない人も、9/19は予定を空けて、集まりましょう。

シンポジウム「若手建築家のアジェンダ」

平和公園そばのカフェで、若手建築家による公開シンポジウムを行います。私たちが何に基づき、何を考え、何を実践しようとしているのか、それぞれのアジェンダを共有する場としたいと思います。

■日時:2008年9月19日(金)19:00-22:00
■場所:「カフェ ポンテ」広島市中区大手町1丁目9番21号
■アクセス:路面電車「本通」停留所より徒歩3分/「原爆ドーム前」停留所より徒歩2分/原爆ドームより徒歩1分

■参加建築家(敬称略):谷尻誠、小川文象、土井一秀、石川誠、藤村龍至

■申し込み:不要
■入場料:無料
■シンポジウム終了後、アフターパーティを行いますので奮ってご参加下さい(会費1500円程度)

■お問い合わせ先
suppose design office
TEL082-247-1152

藤村龍至建築設計事務所
TEL 03-3330-3765

会場の確保に動いて下さった谷尻さん、ありがとうございます。
盛り上がって行きましょう!


fujimura

2008年09月07日

論争を呼ぶ

東北大の脇坂圭一さんが、先日のハウスレクチャーのレビューを書いて下さいました。

共有化され量産化される議論でオルタナティブを切り開く藤村龍至

五十嵐太郎さんらの『エディフィカーレ』と比較して、『ROUND ABOUT JOURNAL』は建築と社会を架橋する議論を行うことで成立する「双方向性」、イベントでフリーペーパーを即時発効し、受け取った来場者が発信者となる「多産型」のベクトルを持っていると指摘されています。

ハウスレクチャーの前に、『ROUND ABOUT JOURNAL』について、五十嵐太郎さんにインタビューして頂きました。

藤村龍至インタビュー――ラウンド・アバウト・ジャーナルについて

下記の討論でも言及があります。

その2「ネットとフリーペーパーの衝撃」(基調報告2―平塚桂「ぽむ企画のウェブから建築ガールズ特集へ」

コルビュジエやコールハースのように建築家が自作のメディアで自らの理論を発表する例はたくさんあるが、「ROUND ABOUT JOURNAL」以前と以後を分つのはネット環境の有無であろう。雑誌が続々と休刊している時代において、これからの建築家はネット時代にふさわしいメディア戦略とは何か、考える必要に迫られているのだろう。

1日、朝6:30後輩Kと久しぶりに走る。K宅から多摩川まで軽く往復。気持ちよい。

18:00編集委員会@建築学会。最近出産した委員の田島喜美恵さんが先日の「ポスドク問題」に続いて「お産空間」という企画を出してきたが、個人的な体験に根ざしていて面白い。僕は「設計プロセスを考える」という企画を出したところ、倉方俊輔さんに「1年前でも同じ企画を出してきたのではないか」と批判(?)される。もう少し練り直そう。

終了後の飲み会で、最近BUILDING Kのネタが盛り上がるのはなぜか、という話になる。ネットで固有名を挙げて論じているのは氷山の一角で、飲み会などの席で賛否両論、というかほとんどムキになって否定している人たちがたくさんいるのだという。五十嵐さんはBUILDING Kネタで盛り上がっているある飲み会の様子を見て「これで番組が作れる」と感じたそうだ。

話題にして頂くのはありがたい限りだが、そこまで論争的になってしまうのはなぜだろうと話す。その結果、例えば、石上純也さんはすごいと思うけれどやっていることが特殊すぎて批判の対象にならず、長谷川豪さんは創作のフィールドが住宅という伝統的なカテゴリーに収まっているので論争を呼びにくいのに対し、BUILDING Kは「メガストラクチャー」というコンセプトも、「超線形設計プロセス論」という設計論も、「批判的工学主義」という理論も、看過不可能で論争を誘発するレンジを見事についてしまっているのかも知れないという話になる。

しかしまあ、どれも狙ってやっていることではなく、興味があることを追求していったらたまたまそうなっただけだが、「天然論争誘発キャラ」というのもなかなか避けたいところである。

2日、16:00学会の学生ワークショップArchiTVのスタッフ3名が来社。出演依頼を受けている企画の説明を受ける。10/5(日)の10:00-12:00の「建築と、建築」で審査員をする予定。

学生たちと議論するのは楽しい。学生の1人に「藤村さんは難しいことを言っていると思っていたけど、今日ここ(BUILDING K)に来て考えが変わりました」と言われる。

3日、14:00塚本研ゼミ。

4日、7:00集合でアトリエワンの新作「ポニーガーデン」の現場へ。つかもと師は飲み会の席などでも「角を押さえる」と良く言っていたが、本当に敷地の角を押さえているのが面白い。内部は複雑な構成をシンプルなディテールで納めている。見学後、草取り。久しぶりに雑草を抜く。生物の多様性を目の当たりにする。

16:00のmash comix軍司さんと打ち合わせ。その後事務所に戻り、倉方俊輔さんを迎える。程なくして久米設計の芝田さん、宇川さん、竹中工務店の関谷さん、中盾さんら来社。10月の建築夜楽校の事前打ち合わせ。終了後、BUILDING Kをご案内。

てっきり厳しく批判されるかと思いきや、意外にもポジティブな反応。「姿勢がはっきりしている」との感想を頂く。コンセプトにうるさそうなアトリエ派の人々がディテールを中心に反応し、ディテールにうるさそうな組織・ゼネコン系の人の方がコンセプトに反応してくれるというのは意外ではあるが案外そういうものかも知れない。倉方さんは「作風を理解した」と言って下さったが、JAシンポジウムの前にお見せしておけば良かったか。

議論が拓く世界──「LIVE ROUND ABOUT JOURNAL」評釈(前篇)
議論が拓く世界──「LIVE ROUND ABOUT JOURNAL」評釈(後篇)

最後に告知を。10月2日と9日に建築会館でシンポジウムを行います。アトリエ系、組織系、ゼネコン系の建築家、研究者がそれぞれの立場から現代社会の状況における建築の可能性を議論する予定です。

(以下告知)

建築夜楽校2008
テーマ:グローバル社会における「建築的思考」の可能性

主 旨:
商業施設のインテリアでは、什器や商品のレイアウトによって購買客の動線や視線をコントロールし、そっと売り上げを伸ばす工夫がなされている。また、マンションの計画においては、法規や慣習、経済性、物理的条件等、複雑な制約条件のなかで最大限の専有面積を確保する工夫がなされている。このように、社会基盤の整備が進んだ1970年代以降、商業的な効率を最大化するために建築が半自動的に設計され、1990年代以降のグローバル資本主義の台頭によってより一層のスピードが要求される状況が生まれている。
そこで本企画では、このような市場化と技術依存が進んだ「工学主義」的状況で生まれた郊外型の商業施設やタワーマンション等、従来の建築デザイン論にとって周縁であった領域で生まれつつある建築を取り上げ、パネルディスカッション形式で議論することを通じて、グローバル化する社会における建築の新たな可能性を描くことを目的とする。

第1夜:「タワーマンション」とグローバル・シティ
日 時:10月2日(木)18:00~20:30(開場17:30)
パネリスト:
迫慶一郎(建築家・SAKO建築設計工社主宰)
大山 顕(サイト『住宅都市整理公団』主宰)
山梨知彦(建築家・日建設計設計室長)
北 典夫(建築家・KAJIMA DESIGNプリンシパル・アーキテクト)
モデレータ:南後由和(社会学者・東京大学大学院情報学環助教)
藤村龍至(建築家・藤村龍至建築設計事務所代表・建築文化事業委員)
コメンテーター:東浩紀(哲学者・東京工業大学特任教授)

第2夜:「ショッピングモール」とローカル・シティ
日 時:10月9日(木)18:00-20:30(開場 17:30)
パネリスト:
中村竜治(建築家・中村竜治建築設計事務所主宰)
岩佐明彦(建築計画学者・新潟大学准教授)
芝田義治(建築家・久米設計設計本部建築設計部主査)
関谷和則(建築家・竹中工務店東京本店設計部設計主任)
モデレータ:南後由和(社会学者・東京大学大学院情報学環助教)
藤村龍至(建築家・藤村龍至建築設計事務所代表・建築文化事業委員)
コメンテーター:若林幹夫(社会学者・早稲田大学教授)

会 場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
定 員:300名(当日先着順)
参加費:無料

問合せ:日本建築学会事務局出版・普及事業グループ 鎌田
TEL 03-3456-2056 E-mail kamata@aij.or.jp

fujimura

2008年09月18日

明日のシンポジウム

広島に来ています。今日は建築学会大会の初日です。

明日のシンポジウム「若手建築家のアジェンダ」はオープンカフェでの開催を予定していましたが、雨天の場合下記の場所に移動することになりました。

場所:広島市まちづくり市民交流プラザ
住所:〒730-0036 広島市中区袋町6番36号
アクセス:市内電車:「袋町」電停から徒歩約3分
     バス:「袋町」バス停(広島電鉄・広島バス)から徒歩約3分
        「放送会館前」バス停(広島バス)から徒歩約6分
    アストラムライン:「本通駅」から徒歩約6分

会場を移動するかどうかは19日朝に決定しますので詳細は谷尻誠さんのHPでご確認下さい。なお、予定の会場「カフェ・ポンテ」は「原爆ドーム前」、「まちづくり市民交流プラザ」は「袋町」で、400mくらい離れています。
fujimura

2008年09月19日

広島、好天につき

学会2日目。藤本壮介さんが近くの講義室でセッションに参加されていました。僕も無事発表を終え、あとは後輩諸兄の発表を聴くのみです。

さて、本日のシンポジウムですが、予定通り平和公園横の「カフェ・ポンテ」で行うことになりました。朝の曇った天気が嘘のように晴れ渡っています。

シンポジウムの内容はここでまたご報告しますが、広島近辺でお時間ある方はぜひいらして下さい。

fujimura

2008年09月20日

星空の下で、方法論について語り合う

シンポジウム「若手建築家のアジェンダ」、おかげさまで天候にも恵まれ、盛況のうちに無事終了しました。議論も盛り上がり、会場は満員、立ち見の方々が路上に溢れ、ざっと見積もっても200人くらいは来て下さったようです。ありがとうございます。

順に振り返ってみたい。

18:00平和公園経由で会場のカフェ・ポンテに到着した瞬間、そのロケーションの素晴らしさに感動。元安橋橋詰の遊歩道沿いのオープンカフェ。道を行く人がふらっと立ち寄れるくらいに開かれた少し高いテラスにセットされたスクリーンは、遠くからもよく見える。台風は見事に逸れ、夕焼けが美しい。

会場のコーディネートは谷尻さん。「広島らしく、川のそばの気持ちのいい場所を探した」とのこと。素晴らしい行動力。

19:00既に会場は満席。人が道路に溢れそうになっている。マイクをとり、シンポジウムの趣旨とパネラーを紹介していよいよ開始。

まずは私から「批判的工学主義としての建築」と題し、問題提起を兼ねてプレゼ。「批判的工学主義」「BUILDING K」を紹介。

続いて小川文象さん。「break construct 破壊構築」と題し、アイディアコンペ案、実施コンペ案、SDレビュー2008入選作とプレゼ。コンペキラーっぷりを見せつける。

3番目は石川誠さん。「楽しい関係」と題し、施主と対話し、住宅のエスキースを重ねるプロセスを美しくプレゼ。丁寧に分析しながらシチュエーションを読み解く。施主に対して、聞き上手なのだろうと思わせる。

4番目は土井一秀さん。SDレビュー2008入選作「オーベルジュH」などビジュアルを中心にプレゼ。提案も背景も実に美しく、完成度が高い。

5番目は谷尻さん。タイトルは意表を突いて「はじめてということ」。対象を初めて考えるときのように扱うということ、常に建築のつくり方を考えるということ、日常の要素に構造のヒントを見出すこと、などについて語る。設計プロセスでの驚きを大切にするタイプなのだろうと思わせられる。

後半戦。まずはコメント。

小川:見えるものについては「破壊」できるが、見えない環境については?
石川:内部空間についてはわかったが、高知につくることの意味は?
土井:とても美しい空間であることは伝わったが、醜い風景については?
谷尻:構造との関係はわかったが、環境との関係については?

全体に東京から来た僕の方がコンテクストに意識的で、広島組は比較的抽象的。次第に「制約条件の再構成にこだわる」藤村 vs 「空間の美しさや気持ち良さにこだわる」土井の構図となり、(いつものように)追い込まれる。

コメンテータとして参加して頂いた満田さんからは「方法論の違いはよくわかったが、『モノの決め方、(プロセスの)止め方』が気になる」とコメントを頂く。

会場からの質疑に順番に応答しながら、パネラーに議論を振って行く。それぞれのキャラクターを立て、4人の違いがなんとなく浮かび上がって来たところでタイムオーバー。

議論が白熱し、通りすがりの人も足を止めて見ていた。若い建築家が議論する姿を伝えたい、という私たちの思いは伝わっただろうか。

終了後、後ろで見ていた後輩Kに「途中のコメント滑ってましたね」とダメだしされる。

今回は郊外化する風景についての問題意識や方法論を共有するところまではなかなか難しかったが、それぞれの主題なり、キャラクターなりの違いはより強く印象づけられたのではないだろうか。

21:30パーティでいろいろな人と話す。売り上げも上々で会場費も無事回収(さすが!)。

23:00打ち上げに移動。充実したイベントの後、打ち上げに皆で移動する感じが楽しい。2次会では議論の続きが盛り上がる。酔いが回って次第に睡魔が襲ってくるも、締めの広島風つけ麺(辛さ10倍)で目が覚める。2:00頃、最後に固く握手して散会。

短く、濃密な時間が終わり、感動の余韻が残った。またいつか、どこかで続きをやりたい。
fujimura

2008年09月24日

話が合う

8日、11:00ブリティッシュ・コロンビア大学ご一行来訪@BUILDING K。13:30ジャーナリスト細野透さん来社。17:00理科大授業ミーティング。小嶋一浩さんと初めてじっくりお話しした。

10日、筑波大の文芸サークル「筑波批評社」の2名来社。哲学と社会学を専攻する学生がフリーペーパーを読み、「批判的工学主義」や「超線形プロセス」について興味を持ったとのことでインタビューを受ける。言葉にしてまとめておくと、時々このようなアプローチを受けるのが面白い。言葉に慣れている連中だけに、少ない時間でかなり深いところを突いてくる。

12日、この日は打ち合わせ+移動ばかり。10:00現場打ち合わせ@築地、14:00テナント打ち合わせ@高円寺、16:00シンポジウムの件で北典夫さんと打ち合わせ@赤坂、18:00住宅工事契約@高円寺、21:00展覧会オープニング@横浜。

15日、18:00小川晋一さん来訪@BUILDING K。じっくりお話しするのは初めて。

16日、18:00大山顕さん打ち合わせ@新宿。10/2のシンポジウムについて。

17日、20:00終了間際のSDレビュー2008のオープニングに駆け込む。広島の土井一秀さんと小川文象さんにご挨拶。曽我部さん、百枝君などに会う。その後東京駅にてつかもと研の連中と合流し、広島行き夜行バスに飛び乗る。

18日-20日学会大会@広島大学。結局3日連続で8:00入り。18日夜は西条にて岡河貢さん主催のパーティへ。地元の酒蔵の一角に東工大系の研究室が集結。坂本研、奥山研の連中に加え、岡河研の連中とも絡むと、「批判的工学主義って何すか」と絡まれる。19日朝は発表。夜はシンポジウム。

翌20日も9:00から計画系のセッションを聴講。門内研の発表は百田有希君の修論。パースの解釈、ワークショップの分析、実験を含む読み応えのある設計プロセス論だが実務を考えるとシンプルすぎる印象もあった。そのほか、アトリエを生態学的に観察した研究や、学生と実務者を比較した研究など。普段は歴史意匠系のセッションしか見ないが、なかなか面白かった。

夜はつかもと研打ち上げ。その後レンタカーで島根入り。吉賀(旧六日市)町にある後輩K宅を研究室のメンバーと訪問。鮎の塩焼きを御馳走になる。

21日、Kのお父さんにご案内頂き、新居千秋の温泉施設、象設計集団の研修所、三分一博史のストーンハウス、内藤廣のグラントワ益田等を見学。場所性や、地域主義について考える。石州瓦の扱いが時代毎に変わって行くのが面白い。グラントワも良かったが、建築としては象の群造形+軸線+ニッチという、70年代らしい濃密な設計に感動。

Kの話に聞く六日町とはどんなところか、一度行ってみたいと思っていたが、山紫水明の美しい場所であった。こうしたコンテクストでは内藤さんのようなオーセンティックな場所性の表現が似合う。自分だったらどうするだろうか。19日の土井さんとのディベートを思い出す。

19:00塚本研のメンバーと別れ、新幹線で新大阪着。dot architectsの家成俊勝さん、ISOLATION UNITの柳原照弘君と待ち合わせ。3人で移転したばかりの柳原君の事務所へ。広々としたギャラリーのようなアトリエ。ここを拠点にイベントを仕掛けて行くという。前日もみんなで集まって議論していたとのことで、大阪の若手の核になっていくと面白い。

翌22日、12:00再びISOLATION UNITヘ。家成さん、大東さんらと一緒に柳原君にインタビュー。いろいろな人にインタビューして来たが、ここまで共感できる人も珍しい、というくらい意見が一致する。違うとすれば個人の緩やかなネットワークを指向している点と、スタティックな作品のスタイルだが、デザインの位置づけや社会との関係の取り方がまるで自分にインタビューしているのではないかというくらいのシンクロ率。とても刺激になった。

18:00山梨知彦さんと打ち合わせ@日建本社。10/2のシンポジウムについて趣旨説明。とても戦略的、分析的に自らを位置づけている人という印象を持った。その意味で柳原君にも通じる。

「批判的工学主義」についてや、アルゴリズミックデザインについての考えを説明すると、すごく共感して下さった。領域も表現も違うし、キャリアも違う。でも、立場が近い。偶然だが、そうした近い考えのデザイナーに1日に2人も出会うことができた。
fujimura

2008年09月29日

10/2(木)18:00建築夜楽校2008「グローバル社会における『建築的思考』の可能性」(1)

10月2日(木)と9日(木)に田町の建築会館でシンポジウムを行います。アトリエ系、組織系、ゼネコン系の建築家、研究者がそれぞれの立場から現代社会の状況における建築の可能性を議論する予定です。奮ってご参加下さい。

(以下告知)

建築夜楽校2008
テーマ:グローバル社会における「建築的思考」の可能性

主 旨:
商業施設のインテリアでは、什器や商品のレイアウトによって購買客の動線や視線をコントロールし、そっと売り上げを伸ばす工夫がなされている。また、マンションの計画においては、法規や慣習、経済性、物理的条件等、複雑な制約条件のなかで最大限の専有面積を確保する工夫がなされている。このように、社会基盤の整備が進んだ1970年代以降、商業的な効率を最大化するために建築が半自動的に設計され、1990年代以降のグローバル資本主義の台頭によってより一層のスピードが要求される状況が生まれている。
そこで本企画では、このような市場化と技術依存が進んだ「工学主義」的状況で生まれた郊外型の商業施設やタワーマンション等、従来の建築デザイン論にとって周縁であった領域で生まれつつある建築を取り上げ、パネルディスカッション形式で議論することを通じて、グローバル化する社会における建築の新たな可能性を描くことを目的とする。

第1夜:「タワーマンション」とグローバル・シティ
日 時:10月2日(木)18:00~20:30(開場17:30)
パネリスト:
迫慶一郎(建築家・SAKO建築設計工社主宰)
大山 顕(サイト『住宅都市整理公団』主宰)
山梨知彦(建築家・日建設計設計室長)
北 典夫(建築家・KAJIMA DESIGNプリンシパル・アーキテクト)
モデレータ:南後由和(社会学者・東京大学大学院情報学環助教)
藤村龍至(建築家・藤村龍至建築設計事務所代表・建築文化事業委員)
コメンテーター:東浩紀(哲学者・東京工業大学特任教授)

第2夜:「ショッピングモール」とローカル・シティ
日 時:10月9日(木)18:00-20:30(開場 17:30)
パネリスト:
中村竜治(建築家・中村竜治建築設計事務所主宰)
岩佐明彦(建築計画学者・新潟大学准教授)
芝田義治(建築家・久米設計設計本部建築設計部主査)
関谷和則(建築家・竹中工務店東京本店設計部設計主任)
モデレータ:南後由和(社会学者・東京大学大学院情報学環助教)
藤村龍至(建築家・藤村龍至建築設計事務所代表・建築文化事業委員)
コメンテーター:若林幹夫(社会学者・早稲田大学教授)

会 場:建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)
定 員:300名(当日先着順)
参加費:無料

問合せ:日本建築学会事務局出版・普及事業グループ 鎌田
TEL 03-3456-2056 E-mail kamata@aij.or.jp

fujimura

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