27日、福岡の井出健一郎さんからメールを頂く。福岡でdesigning?というイベントを仕掛けている若手建築家。面識はなかったが、「BUILDING Kを見学させて欲しい」「時間があったらお話させて欲しい」とのことだったので、お会いすることにした。
お会いしてポートフォリオや活動の資料を見せてもらったら、とても精力的で驚く。designing?は福岡で2004年にスタートし、今年で4回目。たったふたりの仕掛けで数万人を動員するほどまでに成長しているというからすごい。ガイドブックのデザインもクオリティが高い。短い時間だったが、すぐにピンと来て、RAJ8用にインタビューをお願いすることにした。
2日、改めてインタビュー@BUILDING K。話を聴けば聴くほど問題意識が一致する。同世代で同じ問題意識を持って活発に活動している人に出会えたことに軽く感動すら覚えた。収録したインタビューはRAJ8のなかでも重要な位置を占めるだろう。
その後、外苑前でマシツマJP、mashcomixの真取さんと「建築マンガ」の打ち合わせ。その足で立ち寄った「日本史」の切れ味に驚く。デザインとか作品の切れ味もなかなかのものだったが、何より岡田さんの企画の鋭さが際立っている。ポストモダンな記号論的アプローチは今の主流ではないが、「あえて仕掛けている感」がカコイイ。
岡田さんは椅子の研究をしているそうなので、今回のような企画との関係をどのように位置づけているのか質問すると、幕末から明治に掛けての、社会状況の変化とデザインの関係に興味があるとの話を聞いて大いに納得。革命はデザインを生むというが、権力構造の変化とデザインの関係はつくづく興味深い。derollシリーズの今後の展開に期待したい。
その足でミッドタウンのDESIGN TIDE TOKYOへ。入口で谷尻誠さんに会う。谷尻さんの会場構成がとてもいい。忙しそうな谷尻さんと少しだけ話して、会場を回る。ISOLATION UNITの柳原君やcentral line studioの酒井君がいて直接話を聞くことができた。初めて行ったがとても楽しい。建築でもこういうことができたら面白いかも知れない。
3日、14:00ブリティッシュ・コロンビア大学のスタジオへ。エスキース・チェック。「顔を作る」とか「構えをつくる」という問い自体に戸惑っている人も多いが、「建築で」ランドマークをつくる、という課題に答えられなければ、インテリア・デザインや看板に負けてしまう。頑張ってもらいたいと思う。
4日、理科大の非常勤後、横浜の山本理顕事務所へ。山本理顕さん、西田司さんと今月21日(金)から始まる展示の打ち合わせ。3人で行うシンポジウムは30日(日)の14:00からと決まった。
終了後、近くにある平田晃久さんの「イエノイエ」を見学。屋根の集合というコンセプトに対し建物全体の輪郭の印象が少々強い気がするのと、内部では意外と構造が気になったが、全体としてはコンテクストに対しアイコンとしてよく機能しており、ただの住宅ではないと感じた。
20:00ロッテルダム在住のDirk来社@BUILDING K。建築家だが、2006年からロッテルダムで「CAMERA JAPAN」という日本映画をテーマとしたイベントをオーガナイズしているのだという。映画関係のイベントだが、藤本壮介さんを呼んだらたくさん人が来たとのことで、次年度以降の企画に再び建築関係の企画を入れることを考えているそう。
それにしても、今週はイベントの仕掛け人に良く会った。秋は仕掛けの季節なのだ。
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準備中の書籍のタイトルが決まった。1月のイベントに間に合わせるべく、著者校正用原稿の作成に取り組む。
fujimura