『住宅建築』2009年2月号の山本理顕特集に、コラム「建築主義者の今日的意味」が掲載されました。ガチンコな山本論になりました。また、『建築ノート vol.6』で、Table of Youthを担当させて頂きました。ご覧下さい。
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21日、20:00URの武田重昭さんが主宰する「都市再生会議」幹事会の新年会。都市系の人々と話すいい機会となる。LRAJに出てもらう予定の山崎亮さんに会えたので軽くミーティング。
22日、山本理顕さんのご紹介で都筑区の大槻哲夫区長とお会いする。都筑区は港北ニュータウン区と言ってもいいくらい、区域の大部分がニュータウンとして区画整理されている。ただし、まとまった農地がニュータウンと隣接しているのが特徴である。
面白かったのは、「都筑野菜」の直売が徐々に盛り上がっているという話。「地産地消」でエコロジーになる、互いの顔が見え、生産者と消費者の双方にとって刺激になる、旧住民と新住民の交流になる、といろいろメリットがある、と力を入れているとのこと。
「都筑野菜」と聞いて、最初はよくある名産品のことかと思ったが、都筑の中で野菜をコミュニケーションの媒体として機能させようとするコンセプトが面白い。
お話を一通り伺った後、区長に公用車(初めて乗った)で農地エリアをご案内頂く。途中、いちごのビニールハウス(これも初めて)を訪ね、経営する田丸秀昭さんにお話を伺う。農大を出た後、体験型の農業をやりたいと、ビニールハウスの経営を始めたそう。
水耕栽培のいちご畑は工場のようだ。MVRDVのパヴィリオンにこういう空間があった。いずれ機会を改めて取材に伺いたい。
その後、区長に港北NTをぐるっとご案内頂いたが、「多摩」ほどオールド化しておらず、「千葉」ほど発展途上でもない、ほどよい成熟を迎えている場所、という印象を持った。段階としても設計のコンセプトとしても「筑波」の雰囲気に似ている。
東急等の民間のニュータウンに比較すると、UR系のニュータウンは理論の色彩が強く、歩行者専用道路が立体的にネットワークされているなどかっこいいが、歩車分離されている分だけスケールの落差は激しく、街並としてはかなり暴力的に感じる。
その夜、久しぶりに東工大へ。製図室は閉め切り前夜でお祭り的雰囲気。研究室では修論生が追い込み中だが、留学生の追い出しパーティがあったので便乗して参加。研究室の近況を聞く。
途中、留学生に書道セットを贈ることになり、手本として学生の1人が何か書くことになり、何を書くべきか議論になる。つかもと師に最近のコンセプトを求めると「存在」だということになった。「経験」から「ふるまい」に来て、「存在」へ。
24日、11:00東浩紀さんら来訪@BUILDING K。『思想地図』vol.2でも活躍している濱野智史さん、西田亮介さん、入江哲朗さんらとともに。「批判的工学主義」が実際にどのような空間を生んでいるのか、「超線形設計プロセス」の批評性とは何か、実際にご覧になって頂いた上で、意図を説明させて頂いた。
途中から内見モードの東さんが、やけにリテラシーの高い濱野さんにツッコミを入れているという構図。
東さんに「超線形プロセス」の方法はgoogleドキュメント的であるとご指摘頂いた。一見パタン・ランゲージ的でもあるが、履歴というアイディアはない。そのことを強調した方がいいとアドバイスを頂く。
その後、履歴を残すこと、ランゲージとログの違い、暗黙知と形式知の関係における単純な事実を積み重ねることの意味など議論。そのまま文字に起こしたいくらい濃密な時間となった。
そのまま28日のシンポジウムと次号の作戦会議が続く。
シンポジウム:「アーキテクチャと思考の場所」
パネリスト:浅田彰、磯崎新、宇野常寛、濱野智史、宮台真司
司会:東浩紀
日時:1月28日17:30
場所:東京工業大学大岡山キャンパス講堂
あまりにも豪華すぎるメンバーとストライクな内容。当日が楽しみである。
fujimura