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2009年02月 アーカイブ

2009年02月01日

LIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2009 終了

おかげさまで「LIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2009」は無事終了しました。ご来場頂いた皆様、どうもありがとうございました。

あいにくの雨模様、8:00に朝礼。40名近いスタッフが集結。編集チーム、会場チーム、受付チームに分かれ、手際よく準備を進める。10:00を過ぎると受付に行列が出来始め、11:00の開始時には既に会場は満席、立ち見が出始める。

倉方俊輔さんのモデレートで各セッション開始。どの発表も素晴らしかった。狙い通りの展開もあり、意外な発見もあり、途中、石上さんが時間を間違えて遅れそうになるなどいろいろハプニングもあったが、あっという間に6つのセッションが終わる。

総括ディスカッションからは南後由和さん、濱野智史さんに加わって頂く。議論は3時間近くに及び、内容はなかなか刺激的だった。この内容は既に文字に起こしてあるので、いずれアウトプットできればと思う。

倉方さんには最後に厳しいコメントを頂いてしまったが、モデレータとして議論を的確に整理して頂いた。10時間以上議論に集中するのは本当に大変だったと思う。倉方さんのご協力にはまず感謝したい。どうもありがとうございました。

そして、コメンテータを努めて下さった南後さん、濱野さんには、錯綜する議論を丁寧にフォロー、展開して頂いた。また、コラボレータのmashcomixの皆さん、忙しいスケジュールを調整し、出演を快諾して下さった皆さんにも、刺激的なコンテンツを提供して頂いた。皆さんなしにはこのイベントは成立しない。どうもありがとうございました。

g86を始めとする東工大の後輩諸兄約30名が、昨年に引き続きスタッフとして参加してくれた。彼らと経験を分かち合えたことを単純に嬉しく思う。どうもありがとう。

そして、INAX:GINZAの皆さんには今回も本当にお世話になった。予定を大幅に超過してしまったが、暖かく見守って頂き感謝しています。どうもありがとうございました。

フリーペーパーを渡し、懇親会や片付け等、あっという間に時間が過ぎ、INAX:GINZAを出たのは結局23:00。2次会、3次会と続き、5:00解散。

何もやらないよりは、何かを始めた方がいい。始めたことは、続けた方がいい。そんな単純なことを再確認した1日だった。

議論では「メタフィジックス/フィジックス」「有形/無形」「良いアーキテクチャー(=アクティビティを誘発するきっかけ)/悪いアーキテクチャー(=規制)」「方法論/結果論」などいくつかの軸が出てきた。これらについてはまた改めて別の場所で議論していきたいと思う。

前方のステージと後方の編集スペースの距離ができてしまうという会場構成上の問題は、プロジェクターのケーブルやモニタ分配器などの機材をレンタルし、編集スペースのモニタやカメラの映像を前方のスクリーンに投映することで改善した。これは会場担当の伊庭野、藤井のアイディアで、これで一気に会場に一体感が出たと思う。スクリーンを300mm上に移動し、椅子と椅子を交互にずらして視認性を向上するなど細かな改善を積み上げた。

マンガをライブで起こす、というチャレンジは、マンガ担当の松島と藤井のスキルが活かされ、想像以上によい成果を残したと思う。mashcomixの皆さんとは、ぜひまた一緒にコラボレーションさせて頂きたい。

山崎さんと本瀬のレビューもよかった。mosakiの田中さんも絶賛していたが、見出しの下の数行のテクストが誌面でよく効いている。本文のまとめもg86の鎌谷と山道の添削が上手で、だいぶストレス無く読めるようになった。

デザインの刈谷はページ数が増えて苦戦していたが、昨年に引き続き素晴らしいグラフィック・ワークを披露した。誌面の緊張感はさらに増している。

見に来てくれた皆さんは、あの空間で何を感じただろうか。僕らの活動を見て、自分たちも何かやろう、と感じてくれれば嬉しい。そのプロセスにおいてこそ、クリエイティブなアーキテクチャーとしてのLIVE ROUNDABOUT JOURNALの成果は問われる。

fujimura

2009年02月04日

LIVE ROUNDABOUT JOURNAL2009 の日

今年もまた多くの人々のお力添えをいただき、盛況のうちにライブイベントを始め、終えることができた。今思うと、去年は無我夢中すぎて自分が何をしているのかがよく把握できていなかったが、今年は、イベントを開催する理由をはっきり意識しながら進めることができたと思う。

以下相変わらず自分目線でしか語れないのですが。今年の僕の主な役割は、レクチャーの内容をまとめてコメントする、レビュアだ。といっても、12名のレクチャーが連続して行われるLRAJで、1人の人間がレビューを書き続けるのは不可能だ(聞いている間は書けないから)。だから、本瀬さんと分担して、セッションの前半の人は僕が、後半の人は本瀬さんが書くことに決めた。ちなみに昨年のレビュアは、松島くんと本瀬さんだった。

ということで、僕が書いたのは、成瀬猪熊さん、mosaki、寳神さん、勝矢さん、原田さん、石上さんの6名分。その他に、レクチャー終了後の討議の間に、表紙に掲載するリード文と、最終ページに掲載する編集後記を書いた。また、g86が文字数を詰めてまとめてくれた文章にできるだけ目を通し、前述の6人に関しては気付く範囲で手を入れた。

去年僕は1/19だけ実作業をしたのだが(26日は大阪でアーキフォーラムで司会だったので不参加)、実は永山祐子さんの原稿だけは、ほとんど読むことができなかったのでした。でも今年はとんでもなく優秀なテキストが次々でき上がってくるのだから、僕がやるよりもずっと良かった。

ところで、そもそも、ライブ編集版RAJには予定稿が存在しない。もちろん、いつでも変わらない基礎的情報(=プロフィールやタイムテーブルなど)はあらかじめデータ化されレイアウトされていたが、当日のレクチャーで変動する部分(タイトル、原稿[文字も漫画も]、見出し、画像、レビュー、リード文、編集後記など)は、当然、当日生産するのである。ページデザイン、レイアウト作業も同様だ。刈谷くんは、骨格の設計と基礎的情報の配置までで準備を終える。掲載する写真も、その場で撮られたものだ。

言うまでもなく、いわゆる完成度を求めるならば、ポートレートは事前に提供していただき、図版もレクチャラと相談して絞っておき、場合によってはレビューと原稿のスケッチぐらいはしておくべきかもしれない。しかし、LRAJでは、それはあり得ないのだった。すべてがその日その時その場所での「事件」を前提として、できるかぎり純粋な伝達に徹するメディアだからである。漫画も当然、その日その場でセッションを聞いてから、描かれている。この無謀さを支えているのは、その「事件」がどいつもこいつもすばらしいものであるという、最大限の希望的観測だ。(あ、そうだ。次回は、レビューの文末や当日撮った写真のキャプションに、時間を入れておくといい。[15:48] [スタッフ一同 10:43撮影]とか。今度提案しよう)

総括議論は編集ブースで声を聞くだけ(眺めたところで、立ち見が幾重にもいらっしゃって、討論の場までは見通せないのだった)。だが、議論がまとめに入った、あいさつを始めた、など聞いていれば分かるのだから、作ってるこっちは焦る一方。刈谷くんは動揺していないように見える。すごい。mashcomixは、というと、一仕事終わりましたモードに入っている。これもすごい。テキスト作業に煮詰まったので、立ち上がって一同に会したレクチャラを見ると、背後の垂れ幕には2つの対照的な画面が投影されている。「作業デスクの上の一杯のコーヒー=mashのデスクはもう作業が終わっている」と、「文字を流したり直したりと目まぐるしい=刈谷くんのデスクトップ(でも本人はクール)」。ライブ感、というか、文字通りライブだ。

議論の内容については、学生スタッフの文字起こしチームが最後まで起こし作業を続けてくれた。全くすばらしい働きである。議論も丁々発止、白熱していた。あの様子を見ていただけたのは良かったと思う。内容についてはさまざまにフォローがあるだろうし、多くのブログ諸氏のレビューを読むことで代えたい。いくつか見つけたが、こういうタイプの積極的な議論は、昨年はあまり見受けられなかったと思う(社会学者云々のところは言いたいことがあるので別に書きます)。どんな感想が、批評が飛び出すのか、楽しみ。いつも書くことなのだが、終わってからが本当の始まりだ。飲み会では参加していただいた皆さんの様子を眺めていた。始発で解散。

翌2/1はお昼からBUILDING Kで書籍の作業に合流。編集の伏見さんも、デザインの刈谷くんも、もちろん藤村くんも朝から作業している。小一時間ほどの、藤村くんへのインタビュー(多分初めて)をして、あとがきをまとめた。

夕方早退して、桂さんと待ち合わせてディーナー&ディーナー(D&D)を見る。昨日の感想など伺う。やっぱりやって良かったなと実感する。さて、D&Dの展示空間は意図が明確に伝わるし、何より非常に美しい。本人が展示構成をしたそうだ。窓を写した写真と、窓から写した写真。窓に注目した巨大なパネル写真と、周辺地域の中に建築がとけ込んだかのような模型プレゼンも、都市的。パンフレットもすばらしい。でも、展示がすばらしかった分、なぜ今、どういう経緯でD&D展を開催することになったのか。その辺りを知りたくなる。

20時頃東京駅から京都に戻る。帰宅すると、石山修武研究室の絶版書房から、第一回配本「アニミズム周辺紀行」が届いていた。ドローイングが素晴らしく力強い。テキストは知性的私性の極地。これで2,500円(送料込)というのはずいぶん安いのではないか。編集する者としてはこのプロジェクトに参加できないのが悔しいが(そもそもシステム的にも外部に編集者を求めないタイプの作り方)、この勝手メディアぶりは感動的。RAJのことを考えても思うのだが、メディアとは、そもそも勝手に始まるものだし、既存メディアにとっては、勝手なふるまいに見えるものなのだ。絶版書房のシステムも、既存の書籍流通・制作環境に対する痛烈な批評であることは言うまでもない。そうやってあらゆるメディアがいったん相対化されて、残るものだけが残る。読みながら泥のように眠る。

yamasaki


けんちくの手帖出演のお知らせ

来る2月7日(土)、大阪は中崎町コモンカフェで、藤村くんと話します。吉永健一さんと、LRAJ2009出演の山崎亮さんが司会。関西にいらっしゃる方、ぜひ! ぜひですよ!

以下、主催者からの告知メールを一部転載。ちょいとおそがけですが、ご飯でも食べながらお待ちいただければと。

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おいしいお酒と料理、楽しくためになるけんちく話を用意してお待ち申し上げております。
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けんちくの手帖プロジェクト〜architects’BAR
「けんちく本つくりたい人集まれ」vol.18

『「議論の場」を設計する/PROJECT ROUNDABOUT』

*日時:2009年2月7日(土)開場19:00 開演20:00
*会場:Common Cafe
 大阪市北区中崎西1-1‐6吉村ビルB1F
 tel:06-6371‐1800
 大阪地下鉄谷町線中崎町駅4番出口北東へ1分
*入場料:1000円(ワンドリンク付)
*ゲスト:ROUNDABOUT JOURNAL
     藤村龍至(建築家、藤村龍至建築設計事務所)
     山崎泰寛(編集者、建築ジャーナル)
*お問い合わせ:吉永建築デザインスタジオ内けんちくの手帖準備室
 tel:072-683-6241
 e-mail:yoshinaga@office.email.ne.jp

【ゲストからのメッセージ】
PROJECT ROUNDABOUTは、「議論の場を設計する」をキーワードに2002年より展開しているメディア・プロジェクトである。

2000年以降、建築雑誌は休刊が相次ぎ、またweb上ではBBSに替わってブログが一般的になり、建築や都市をめぐる議論の場が失われて久しい。

そこで私たちは「ブログと雑誌を繋ぐ」オルタナティブ・メディアとしてフリーペーパー「ROUNDABOUT JOURNAL」の発行を行い、またイベント「LIVE ROUNDABOUT JOURNAL」の開催等を行うことによって建築・都市をめぐる次世代の「議論の場」を生み出そうとしている。

今回のトークショーでは、これまでの活動を通じて見えて来た課題、2009年以降の展望について語り、オルタナティブ・メディアの可能性について討議する場としたい。
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yamasaki


2009年02月05日

議論のアーキテクチャを設計する

「LIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2009」の写真を下記にて公開しています。

BUILDING K 日記 (1/31)

リアクションが出揃って来たので軽くご紹介します。

まずはリアクション編。

[1]出演者、スタッフなど

1.[建築浴のおすすめ]
http://kntkyk.blog24.fc2.com/blog-entry-199.html
2.[mosaki]
http://blog.mosaki.com/?eid=812029
3.[g86 sando]
http://d.hatena.ne.jp/g86/20090202
4.[City_Scape]
http://d.hatena.ne.jp/cityscape/20090201/1233563585
5.[sumica 02:21:23]
http://ibano.jugem.jp/?day=20090205

どれも臨場感がありますが、特に4,5はスタッフの様々な努力を知ることが出来て面白いですね。


[2]昨年も参加した人など

1.[ぽむ日記]
http://pomu.tv/cgibin/nikki/read.cgi#31
2.[DESIGN HUB]
http://blog.livedoor.jp/koyonet/archives/51547955.html
3.[seedandrippleの日記]
http://d.hatena.ne.jp/seedandripple/20090202/1233590348

1はクールなレポート。確かに、「アーキテクチャ」というならブログ執筆を「呼びかけ」ちゃダメなのです。昨年痛烈批判してくれた2は落ち着いた感じでレポートしてくれています。3は去年総括だけ見て面白いと思い、今年は最初から見てくれたそうで、とても嬉しいです。


[3]今年初めて参加した人など

1.[考える建築店]
http://d.hatena.ne.jp/hattorikazuaki/20090131/1233431053
2.[matt]
http://www.mattoct.jp/blog/2009/02/live_round_about_journal_2009.html
3.[Architectural Creation Garage]
http://d.hatena.ne.jp/miyachikunihiko/20090202/1233557776

1は最速で、帰宅する頃には事務所宛にメールが届いていました。2は会場で質問してくれた李明喜さん。3は比較的辛口。作家性にこだわる建築学生の典型的な方法論アレルギー的リアクションでいい感じだが、結論を逆にした方が主張としては批評性がある。


[4]他分野の人など。

1.[logical cypher scape]
http://d.hatena.ne.jp/sakstyle/20090202/1233582958
2.[No Hedge!]
http://d.hatena.ne.jp/klov/20090202/1233579811

1,2とも印象論ではなく、きちんと内容や関係で理解しているところがすごいですね。異分野の人とここまで議論を共有できるのが単純に嬉しいです。

多少の異論、反論はありますが、まずは書いてくれたことに感謝したいと思います。どうもありがとうございます。

次にリアクション編。


[1]ディスカッションの狙いと達成度

1.情報系の「アーキテクチャ」なる概念を建築界へ里帰りさせる
2.大阪から3組を呼ぶことで、東京的な作家主義を相対化する契機とする
3.異なる方法を持つ人々が、問いを共有して並ぶ状態をつくる

1は濱野さんのおかげである程度達成できたが、李明喜さんが批判されたようにまだまだ方法の議論になっていない。2はアンケートを読む限りまずまずのインパクトを示せたようだ。3までは到達できなかったが、山崎さんやmosakiも含め、「クリエイティブなアーキテクチャーをどうやったら設計できるか」という問いを立てて並ぶという議論の平面を示す1歩手前までは行ったのではないか。

[2]発見された仮説

1.建築家が方法論を否定するのは、方法論が作家なる存在を相対化してしまうからである
2.建築家の議論が主観的であり、実践的であり、個人的である理由は、建築がフィジカルな存在であることに関係がある
3.情報環境を設計する際に、人がフィジカルな存在であることを考慮するとき、建築のあり方は示唆的である

1は倉方さんやmiyachikunihikoさんのリアクションに典型的に表れている。建築界の「方法論アレルギー」を緩和し、新しい議論の平面をつくるのが当面の課題。2は李さんからの質問などに反応しながら考えたこと。建築家の勉強不足と捉えるより、構造的だと捉えた方が見えて来ることがある。3は1/28のシンポジウムを聞きながら思ったこと。建築家は情報社会を語るとき、もっと胸を張ってもいい。

[3]個人的な発見

1.倉方さんのモデレーションは作家単位で進行する。やはり作家論の人だけある。
2.南後さんのモデレーションは関係づけで進行する。さすが社会学者らしい。
3.濱野さんのコメントは入り口がマニアックだが、展開力がある。

限りなく印象論に近く、事後的な分析ですが、モデレータやコメンテータの個性がよく分かりました。

[4]構造的課題

1.「知っていたけど行かなかった」という人が多かった。
2.総括ディスカッションでマイクが回って来ない。
3.最後にレクチャーをする建築家が最初の建築家のレクチャーを聞いていないので、全体で前提を共有できない。

1については話を聞くと、11:00-20:00という時間設定が規制力として働いたらしいことがわかる。また、出演者の人数に関わる問題でもある。人数を多くするのには、既存媒体に出演機会の少ない人に発言機会を提供し、新たな議論の平面をつくるという狙いがある。人数を絞ると新人、メディア関係者、異分野、組織に属する人、地方の建築家等がリストに乗らなくなることが多くなり「常連」が同じ話を繰り返す場になってしまう。しかし、2の状態が続くと、発言がネガティブになってしまう。量をさばくシステムが必要だろう。3は総括ディスカッションを編集時間に充てているため生じる問題。改善するには抜本的に構造を変える必要がある。

[5]今後の課題

1.閉鎖的に見える(と批判されがちである)
2.総括ディスカッションにしか来ない人が少なくない
3.議論の軸が見えない(と批判されがちである)

1は谷尻さんが指摘して下さったり、mosakiもたびたび言及していたが、1/28のシンポで東さんも言っていたように、議論が開かれているかどうかは固有名詞の問題であることも多い。「一般の人」を盾にするような議論を避ける方法を考える。2は作家のネームバリューで判断している人が多いということ。作家主義の強い建築業界では仕方がないが、時間の問題。文脈や関係こそが面白い、という感覚が共有されてくれば、個別のレクチャーを通しで聞く人も増えるはず。なお、アンケートによると通しで朝から聞いた割合は28.8%だった。何とか80%くらいにしたい。

最後に課題。

[1]目標

1.参加したくなる
2.通しで聞きたくなる
3.ブログでリアクションしたくなる

1は告知、評判だけに限らない。話題になればなるほどインディーズ・バンドのライブのように閉鎖性が高まることもある。常連だけにならず、かつ一度来た人がまた来たくなる仕組みづくりが必要。2は空間そのものの魅力に限らず、議論の設計の問題かも知れない。総括ディスカッションは何らかのかたちで解体する必要があるだろう。3はリンク、匿名性など、ネットの仕組みを上手く使うことがポイントとなるだろう。もうひとつの参加の仕組みとして、アンケートはわりと使える気がした。

[2]結論:議論のアーキテクチャをどう設計するか

1.量をさばくこと
2.関係を構築すること
3.方法的であること

1は開放性の問題。メンバーを入れ替える、話題を入れ替えるようにする。そのために量は欠かせない。多人数で議論を成立する仕組みを考える。2は議論の鮮度の問題。作家主義を相対化し、新たな議論の平面をつくったほうが作家も編集者も観客も刺激を受ける。セッション制にしてカップリングする、レクチャーにタイトルをつけてもらう(LRAJでは「近作について」を避けるようお願いしている)、異分野の人をコメンテータにする、など。3は方法論の問題。「アーキテクチャーを設計する」と主張するからには、LRAJも方法で語れるようになっていなければならない。方法が提示されていれば真似することが出来るだろう。

イベントの仕組みや成果を分析することが、そのままアーキテクチャについての議論になっている。その意味で、LRAJは単なる興行ではなく、建築論になっている。次回(?)に向けて、イベントそのものが提示できることをもっと考えていきたい。
fujimura

2009年02月09日

初の書籍『1995年以後』2月20日発売!!

2月20日、藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT初の著作『1995年以後~次世代建築家の語る現代の都市と建築~』がエクスナレッジ社より出版されます。

阪神大震災、オウム真理教事件が起こり、windows95が発売されインターネット元年と呼ばれた「1995年」、既存の物理的なインフラの脆弱性が露呈し、新しい情報環境のインフラが現れ始めた年です。私たちはこの「1995年」に注目し、それ以降に建築を学び始めた建築家たちが何を感じ、何を考え、何を実践しているのか、議論を続けてきましたが、このたび1冊の書籍として出版させて頂く運びとなりました。

インタビューに登場するのは建築家、研究者、批評家など、32組の方々です。

藤本壮介/平田晃久/長坂常/森田一弥/白井宏昌/倉方俊輔/満田衛資/中山英之/中村竜治/吉村靖孝+吉村英孝/重松象平/トラフ/中村拓志/石上純也/谷尻誠/大野博史/TNA/dot architects/松川昌平/北川啓介/平塚桂/田中浩也/永山祐子/藤原徹平/勝矢武之/柄沢祐輔/中央アーキ/長谷川豪/鈴木悠子/南後由和/ドミニク・チェン/大西麻貴+百田有希(掲載順)

一部フリーペーパーの再録もありますが、ほとんどが語り下ろしです。どのインタビューも4000字以上のロングインタビューで、スリリングな議論になっていると思います。

1995年以後 -次世代建築家の語る都市と建築-
藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT・編著
四六版(126X186mm) 398頁
出版社:エクスナレッジ
発売日:2月20日
価格:2,310円(税込)

ご期待下さい!!

fujimura

2009年02月10日

けんちくの手帖にて、フィジカルなアーキテクチャの可能性を考える

まずは毎度おなじみ、マシツマ日記での渾身のレポートをどうぞ。

山崎さんと一緒に、吉永健一さんと山崎亮さんが主催のイベント「けんちくの手帖」に出演してきました

カブハウス
ケモノミチ ~ Another position
空間感傷。

着いたときには既に席が埋まりつつあり、レクチャー開始時には立ち見も出る盛況でLRAJの余韻を感じました。「議論のアーキテクチャを設計する」と題したレクチャーの内容はマシツマ日記のレポートのように、LRAJというイベントそのものの手の内側=アーキテクチャをプレゼンテーションし、今後の展望をお話ししました。

続いて、山崎亮さんの司会でディスカッション。先日とちょうど反転していました。私たちの活動は「けんちくの手帖」のコンセプトと限りなく近く、いろいろな水準で対称性のある議論となりました。

地下のカフェに下りる階段に入れない人が溢れる。最終的には80人も集まったそうで嬉しいです。フィジカルな限界を感じつつも、熱気を共有するというフィジカルな空間の持つ純粋な可能性も再認識しました。

二次会ではLRAJに出て頂いたdot architectsの家成さんと大東さんを始め、『1995以後』でもインタビューさせて頂いた森田一弥さんのほか、同世代の建築家や、学生も大勢来てくれて朝まで議論。楽しかったです。吉永さん、山崎さん、お招きありがとうございました。

翌日、山崎さんと新大阪駅で待ち合わせ、ラウンドアバウトジャーナルの今後についてミーティング。出版に伴う販促イベントの可能性と、いくかの企画について。14:00の新幹線で帰京後、渋谷駅近くのいつもの場所にて東京のメンバーとミーティング。大阪で話し合ったことを共有する。

LRAJ以後、いろいろ議論は飛び火しているが、メタフィジックスとフィジックス、専門性と一般性、客観と主観、どちらにも触れているのが建築の可能性だと再認識している。『1995年以後』の出版を控えて書籍のことをよく考えるが、書籍とか、本屋のことを考えると建築の可能性が見えて来るように思う。逆に言えば、出版社や本屋は物理的なアーキテクチャ=建築の可能性をもっと考えた方がいいのでは。

例えば、けんちくの手帖の最後に山崎亮さんから「これまでのバックナンバーはPDFで公開しないんですか」と聞かれて、たぶんしないほうがいいと答えた。「ライブ編集」でネットに勝とうと思ったように、フィジカルな限界はフィジカルに超えようと模索した方が新しいものが生まれる気がするからである。物理的なアーキテクチャの限界を見極めて、可能性に展開するようなデザインを考えたい。

LRAJで得られた知見をもとに、メタフィジカルなアマゾンに負けないフィジカルな本屋とかレコード屋の設計など、考えられないものだろうか。同じ問題意識を持っている書店の経営者がいたら、ぜひ一度話してみたい。

そんなことを考えながら帰宅し、目に飛び込んで来たのはTVCC炎上のニュース。フィジカルな炎のなんと恐ろしいこと。同じ「炎上」でも、タレントのブログとはわけが違う。行方不明の消防士もいるようだが、無事を祈りたい。
fujimura

2009年02月11日

中村竜治講演会から『1995年以後』を考える

1/31のLRAJ2009から2/7のけんちくの手帖にかけて、RAJが発信源となる議論の場が持っている役割のようなものについて考えることができた。特にけんちくの手帖というアウェーがLRAJ2009直後にあったことは大きい。個人的には、建築雑誌の執筆原稿をまとめるいいきっかけになった。それにしても、藤村くんのリュ調査に比べるにつけ、自分のしゃべり下手には心底がっかりする。少しでも観客の方々に伝わっただろうか。観客の皆様、吉永さん、山崎さん、ありがとうございました。

さて、LRAJの一週間前に楽しみにしていたのが、中村竜治さんが出るアーキフォーラム(1/24開催)だ。変化球だらけだった昨年の「国境と建築」に比べると直球勝負の「建築の跳躍力」。2000年以後の建築作品について語りおろされるという、作品主義を突き詰めたら突き抜けてしまったかのような趣向がおもしろい。年代を使って考えることの効用が、そこにははっきりある。2008年5月のOZONE展で心底感激させられた中村竜治さんのソロ講演。期待しない訳にはいかない。

今回は「形」と銘打たれ、箱展「insect cage」、「ヘチマ」、そのアイデアを使ったコンペ案、一連の「JIN’S」と作品が淡々と紹介される。ヘチマで部材と形の関係性から導きだされた、海外コンペで提出された展望台のシルエットに度肝を抜かれる。同じ原理でつくられた小さな「くま」と、巨大な展望台のアイデア。両者が同一平面に並べられ、当たり前のように、同じ言葉=考え方で語られる。その過剰なまでの「まともさ」が、中村さんの発する中毒的な魅力の源泉なのではないかと思う。あの講演を聴いた誰もが、彼が、構造も素材もディテールも施主の要望も等しく重視していることに気付くはずだ。そして最後に提出されるのが、これ以外にない、という唯一無二の「形」を伴っていることに、人は驚き、深く納得する。もし彼の「形」が外観の主観的な操作で生まれるように見えるなら、デザインからすっぱり足を洗うべきだろう。

講演を聞いて、中村さんの「形」の新しさは、その形が生む空間(もちろん周辺も含んでいる)の中で、濃淡を経験できることにあると考えた。濃い/淡いというのは、塗り分けを回避し、ぼんやりと、しかし確かに連続して色合いの変化として経験される。つまり、空間を経験する者にかなり強く主体性を(無意識的に)実感させる設計がなされていると思う。その点において、石上さんの建築と似ているとも言える。

濃淡は軽重ではない。現代建築ではなぜか「軽い/重い」という形容詞が乱発される。その是非はここでは問わないが、ポイントは、その形容詞の接続する先が「建築」であるということだ。これは、建築というものを頭から信じている場合にのみ可能な表現だと思う。一方の「淡い/濃い」は、空間、あるいは経験という言葉に接続される。淡い空間とは、つまり、人格のある個人が経験することで初めて発せられる表現だ。空間の経験を前提としているということは、そこに主体的な個人が想定されているということだ。もっと言えば、人を信じているということだ。

そういった、淡い経験/濃い経験のグラデーションを設計できることが、中村さんのもっとも驚嘆すべき力量だと僕は思う。こう考えると、それが「感じられるもの」である点で、中村さんが「形」にこだわるのは至極もっともな筋道だった考え方だと言える。

だから、例えばribbon projectの展覧会でつくられた空間のありように、僕は戸惑ってしまう。まず、あの空間は美しくない(と僕は思う)。その理由を次のように考えている。おそらく空間の成り立ちは、あるいは他のプロジェクトよりもスムーズに説明されるものだと思うのだけど、そういった手続き的な面での説明可能性は、中村さん固有の設計手法=良さとはあまり関係がないのではないか。発想の飛躍こそが作家性だ、それこそが素晴らしい、などと言いたいのではない(そんなつまらない考え方は燃えるゴミの日に生ゴミに混ぜて捨てるべきだ)。考えが空間に結実していくルートそのものを中村さん自身が作ってしまうような、そういう「たどり方」が必要だったのではないかと思う。

……えーっと、という話を、翌朝大阪から某所までお連れする車中で、恐れ多くも本人にしてしまった。でもこんな戯言にもきちんと耳を傾けて、真剣に答えてくださった。講演でも改めて実感されたが、言葉をとても大切にする方なのだ。ありがとうございました。

実は、その姿勢は、2月20日発行の『1995年以後』でも明瞭で、中村さんのページは、彼と藤村くんが本当に真剣に言葉を交わしている姿が手に取るように分かる。

普通は、同じ言葉を使っているにもかかわらず違う内容が話されることが多い。しかもそのズレを当人が自覚していないために、議論が無限定的に拡散してしまい(平行線というやつだ)、読者は置いてきぼりにされてしまう。しかし、彼らは、一見違う言葉で、同じ内容を議論している。だから数ページの間に言葉がどんどん深まっていく。これこそが、『1995年以後』のおもしろさの、つまり「議論の場」が顕在化することの、一つの重要な局面なのだ。


yamasaki

2009年02月18日

『1995年以後』のレビュー執筆者を公募します

2月20日、藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT初の著作『1995年以後~次世代建築家の語る現代の都市と建築~』がエクスナレッジ社より出版されます。(詳細はこちら

発売に先立ち、ブログにてレビューを執筆して頂ける方を公募します。いち早く本を手に入れるチャンス!!

条件は下記のみ。

1. ブログを有していること(新規立ち上げ・匿名・ペンネーム可)
2. 期限までにレビューをアップし、公開できること

ご協力頂いたサイトはRoundbout Journalにて一斉にリンクさせて頂きます。

募集:1. 北海道・東北、2. 中部、3. 近畿、4. 中国・四国、5. 九州・沖縄(申し訳ありませんが今回は首都圏からは募集を行いません)の各エリアから2名ずつ(先着順)、合計10名
内容:建設的な内容であれば自由です
字数:読みやすい長さであれば自由です
締切:2/28(土)22:00
謝礼:恐れ入りますが、本書の発送をもって代えさせて頂きます

学生/社会人、建築関係/それ以外の別は問いません。

下記項目記入の上、メールにて下記宛先までご応募下さい
郵便番号:
住所:
電話番号:
氏名:

応募先:藤村事務所『1995年以後』のレビュー執筆者募集係
nishimura*ryujifujimura.jp(*を@に置き換えて下さい)
担当:西村

ご応募頂き次第、出版社から直送致します。

1995年以後 -次世代建築家の語る都市と建築-
藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT・編著
四六版(126X186mm) 398頁
出版社:エクスナレッジ
発売日:2月20日
価格:2,310円(税込)

ご応募お待ちしております!!


fujimura

『1995以後』レビュー執筆者 近畿地区受付終了!!

レビュー執筆者、早速応募メールが届き始めています。近畿地区は定員に達したため、受付を終了しました。ご応募ありがとうございました。

「けんちくの手帖」効果か、近畿地区は初速が早いですね。1.北海道・東北、2.中部、4.中国・四国、5.九州・沖縄の方、引き続きご応募お待ちしております。

なお、今回は首都圏(関東地方1都5県)、および海外からの応募は受け付けておりません。あしからずご了承下さい。
fujimura

2009年02月19日

『1995以後』レビュー執筆者 北海道・東北地区受付終了!!

いよいよ明日発売日ですが、書店に並ぶのは23日くらいからになりそう、とのことです。あしからずご了承下さい。

レビュー執筆者、近畿地区に続いて、北海道・東北地区は定員に達したため、受付を終了しました。ご応募ありがとうございました。

2.中部、4.中国・四国、5.九州・沖縄の方、引き続きご応募お待ちしております。
fujimura

2009年02月20日

2月28日20:00、南洋堂で平塚桂さんとトークをします。

いよいよ本日、『1995年以後』が発売になりました。Amazonでは早速売り切れてしまったようです。店頭に並ぶのは来週くらいからと聞いていましたが、南洋堂では本日入荷したと伺いました。都内の大型書店では20日から並んでいるようです。

さて、その南洋堂の皆様のご好意で、『1995年以後』の刊行を記念して下記のイベントを企画させて頂きました。ゲストに平塚桂さんを迎え、1995年以後の問題として、建築書の問題について話し合いたいと思っています。

日時:2月28日(土)20:00-22:00 (19:30開場)
場所:南洋堂書店

テーマ:けんちく書店でけんちくとけんちく書の未来を考える
出演:藤村龍至・伊庭野大輔・松島潤平・刈谷悠三/TEAM ROUNDABOUT
ゲスト:平塚桂(ぽむ企画)

「1995年以後」顕在化した情報化社会の到来は建築家に建築不要論を突きつけ、結果として建築の新たな役割を考察させる契機となりました。ここでは同じく環境の変化を迎えている書店や書籍のあり方を考えることで、新しい書店、書籍、建築の可能性を考えます。

1月28日の思想地図シンポジウムでも話題になった「アーキテクチャ」の問題、特に「メタフィジカル/フィジカル」軸で考えるに、建築と建築書と建築書店は共通の課題を抱えていると考えられます。すなわち、情報環境が拡大するなかで物理環境の新たな役割をどう描くかが問われています。

webの時代に紙メディアや実空間のイベントの可能性を試行錯誤する私たちにとって、webで登場して紙媒体に移行した平塚さんとどのようなトークになるのか、今から大変楽しみです。

これ以降も、まだまだたくさんの販促イベントを企画中です。ご期待下さい!!

fujimura

2009年02月22日

『1995年以後』ブログ・レビュー vol.1

20日に発売を迎えた『1995年以後』、おかげさまでなかなかの売れ行きのようです。

先ほど渋谷のBook 1stに行ったら建築デザインコーナーのみならず、新刊書コーナー、レジ横のディスプレイまで、きちんと展開して下さっていました。どうもありがとうございます。

さて、現在、レビュアを募集していますが、一足先に10名の方々がアップして下さいましたのでご紹介します。どれも渾身のレポートです。

1.[architecturephoto.net]
ブックレビュー"1995年以後~次世代建築家の語る現代の都市と建築~"

2.[pocket of sobuemon]
1995年以後を読んで

3.[following the track]
「1995年以後-次世代建築家の語る都市と建築-」 レビュー

4.[No Hedge!]
『1995年以後—次世代建築家の語る現代の都市と建築』レビュー

5.[考える建築店]
(第2回)『1995年以後』藤村龍至/TEAM ROUNDABOUT編著

6.[logical cypher scape]
[読書]藤村龍至/TEAM ROUND ABOUT編著『1995年以後——次世代建築家の語る現代の都市と建築』

7.[Architectural Creation Garage]
『1995年以後』速報

8.[deline]
1995以後・レビュー/vol1
1995年以後・レビュー/vol.2 1983-1971

9.[City Scape]
藤村龍至論

10.[DESIGN HUB]
1995年以後、1968年以後

どのレビューも、表面的な印象論にならずに本の「設計」意図(インタビュー集、世代論、「1995年」という切断線の意味等)をきちんと捉えて下さっており、大変嬉しいです。忙しいところ時間を割いてくれた皆さん、どうもありがとうございます。

[deline]の辻君始め、何人かが言及しているように、今回のブログレビューでは参加してくれた彼らの多くが『1995年以後』でフィーチュアされた藤本壮介さん(1971)から大西麻貴さん(1983)の直後に続く世代であることであることにも注目して頂ければと思います。

また、哲学のシノハラユウキ[logical cypher scape]さんや、社会学のklov[No Hedge!]さんのように、他分野の方が何について、どのように述べているかについて見ることは、建築学科の皆さんにとって示唆に富むでしょう。

シノハラ君がいうように、今回のブログ・レビューをきっかけとして、新たなブロゴスフィアが建築の領域にも立ち上がってくれれば、その「設計」者としては光栄に思います。

これを読んでこの「ブロゴスフィア」に参加したくなった人は、ぜひあなた自身のブログで『1995以後』論をアップして下さい。

vol.2として、中国四国地方、九州沖縄地方のブロガーを継続的に募集中です。ご応募お待ちしています。

fujimura

2009年02月26日

3月8日13:00、岡田栄造さんとSferaでトークします

『1995年以後』のプロモーション・ツアーとして、東京から京都へ、TEAM ROUNDABOUTの面々が乗り込んでくるイベントを開催します。藤村くんはもちろん、ほぼ全員が来場予定。話題は「メディアの可能性」。建築やデザインを語る「言葉」の可能性はどこにあるのか。「メディア」を実践・体現してきた岡田さんと交わす、卒計日本一決定戦よりも熱い大人の議論。ご期待ください。 *下記Sferaのサイトからご予約ください。

----------------------以下Sferaのリリースです--------------------------
■■デザインの部屋 Vol.8
■■TEAM ROUNDABOUT × 岡田栄造

スフェラが不定期に開催するミニ・デザインシンポジウム「デザインの部屋」。今回は、藤村龍至/TEAM ROUNDABOUTをゲストにお迎えします。ホスト役はデザイン情報サイトdezain.net主宰の岡田栄造氏。TEAM ROUNDABOUTの取り組み、プロジェクトに至るまでの哲学、思想、方法をお話しいただき、メディアの可能性を議論します。岡田氏への逆取材もあり!? な、サプライズな展開にご期待ください。

日時:2009年3月8日(日) 13時~16時
会場:SferaBuilding 2F
入場料:500円
予約サイト:http://www.ricordi-sfera.com/heya/index_8.html

■ゲスト=TEAM ROUNDABOUT
1995年以後の都市・建築をテーマにしたフリーペーパー『ROUNDABOUT JOURNAL Vol.1+2』を2007年3月に発行。相次ぐ雑誌の休刊で閉塞感が漂う建築メディアに新風を吹き込んだ。2008年1月と2009年1月には、若手建築家を中心としたレクチャーをもとにその場でフリーペーパーを即日発行するメディアプロジェクト「LIVE ROUNDABOUT JOURNAL」を開催し、いずれも大成功を収めている。
 メンバーは、藤村龍至(建築家、藤村龍至建築設計事務所)、山崎泰寛(編集者、建築ジャーナル)、伊庭野大輔(日建設計)、松島潤平(隈研吾建築都市設計事務所)、藤井亮介(坂倉建築研究所)、本瀬あゆみ(隈研吾建築都市設計事務所)、刈谷悠三(デザイナー、schtucco)の7人。2009年2月に、『1995年以後 次世代建築家の語る現代の都市と建築』をエクスナレッジより刊行したばかり。

■ホスト=岡田栄造/Eizo Okada
京都工芸繊維大学大学院准教授。千葉大学大学院博士後期課程修了(学術博士)。大学でデザインの社会的プロセスについて研究するかたわら、リボンの素材としての可能性を追求する「リボンプロジェクト」や、限定版のプロダクトを制作・展示する「デロール・コミッションズ」などのディレクションを行っている。毎日更新のデザインニュースサイトdezain.netを主宰しており、デザイン誌などへの寄稿も多い。
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yamasaki

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