首都大、理科大で出題完了。早速議論が起こっているようです。
最初はできるだけ何も考えず、プレーンでニュートラルな形態から始めるのがコツ。カタチをどんどんアウトプットしながらイメージを膨らませていくようにして、最初は機械のように無心で作業してもらえればと思う。
新しいスポーツみたいなもので、運動神経がよくて飲み込みがいい人もいれば悪い人もいる。最初は多少混乱するかもしれないが、逃げずに練習=スタディを繰り返して頂きたい。だんだん面白くなっていきますよ。
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10日、現場定例のあと、新宿へ。18:00過ぎ、ジュンク堂へ。難波さんも到着。
難波和彦×藤村龍至トークセッション @ジュンク堂 新宿店(BUILDING M日記)
難波和彦×藤村龍至トークセッション(阪根タイガース)
1970/1995(Architectural Creation Garage)
この日のキーワードは「工学」。ひとつは工学と社会の関係、もうひとつは工学と建築の関係。社会工学+メタボリズムの破綻した「1970年」以後と情報化+郊外化の始まった「1995年」以後の状況を比較し、意匠論における「工学」の可能性を確認するという内容。
難波さん自身が「アトリエ建築家とハウスメーカーの間」と位置づける「箱の家」の立ち位置は「批判的工学主義」的だし、安藤忠雄的に「反復」的に作品を発表するシリーズ型の作品像は思考を外部化してフィードバック・ループを構築する「超線形設計プロセス論」的なので、様々なポイントで議論は交差した。
キーワードのひとつは「変数」。読み込みを増やすことはできるか。変数を減らさずに「統合」することはできるかと執拗に問いかけると、難波さんはポール・ヴァレリーを例に出して「いやぁ、若いね!自分も40歳まではそうだった」とコメント。ここがこの日の最大の対立点ではないかと思う。
この討議の内容は『建築雑誌』6月号、および10+1 websiteにて原稿が掲載される予定。ちょうど昨日、文字起こしが上がってきましたが、刺激的な原稿になりそうです。
終了後、松川昌平さんと斎藤歩さんと一緒に反省会。朝まで。
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11日、百年記念館に塚本研のOBOGが集まり同窓会。昨年立ち上げられた際は仕切りをやらせてもらったが、今年は4期の仕切りでスタート。まずは恒例のつかもと師レクチャー。その後1期のメンバーが壇上に上がり、シンポジウム(?)。
この集まりの名前を決めるコーナーでは「百年ゼミ」と「ツカパー!」が候補に。つかもと師のジャッジで、前者が正式名称、後者が通称に採用。
その後、研究室に戻って2次会。はせがわと、後輩のう作とつかもと師に絡んでいると、議論は次第にマジモードになり、気がつくと全員参加(!)。
これまでも部分的に議論が盛り上がることはあるけれども、あくまで議論好きな一部のメンバーが発言しているだけだった。でも、この日は全員が参加して一体感。こんな状況は初めてではなかろうか。ちょっと感動。
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名古屋の卒業設計イベントで会った森田恭平さんから連絡があり、来社。『1995年以後』を読んでインタビューがしたくなったとのこと。批判的工学主義や、建築家が言説を生産することの意味などについて1時間少々話す。
森田君のサイトで近々公開されるようですが、我々の活動に刺激を受けて行動に移す人が出て来ているのは嬉しいですね。刺激が足りない、と嘆いているばかりの諸兄も行動しましょう。新学期ですしね。
その他、『1995年以後』についていろいろ興味深い言及がありました。
1995年以後(AtsuyositeBlog)
建築家の話を読むのが好き という話(majime-note)
藤村龍至×藤本壮介 建築か社会か(kuro-nicle -chronicle-)
藤村龍至+TEAM ROUNDABOUT 役割の補完(kuro-nicle -chronicle-)
字引的書物(白線分析)
また、東浩紀さんからコメントがありました。
『思想地図 vol.3』に掲載予定の論考は、「批判的工学主義」や「超線形設計プロセス論」について、現時点で最も詳細にまとまったものになりました。貴重な機会を頂き感謝しております。また、『建築雑誌』6月号で掲載予定の「続・『批判的工学主義』特集」で東さんにもご寄稿頂きました。
難波さんにも「社会学者の動きに過敏に反応し過ぎ」とご指摘を頂いたので、僕の話し方が少し無批判に響いてしまっているのかも知れないのですが、東さんが書いていらっしゃるような「東浩紀=社会学者」という誤解も含め、一般的に建築関係の人は同世代の異分野の動きに鈍感かもしれないですね。建築界には「1995年以前の」ポストモダニズム言説の乱用世代のトラウマが根強くあるような気がします。
僕は彼らの言説を引用するだけじゃなくて、「自動的に設計されているように見えるかもしれないけれども、工学的アプローチを徹底することによって、そこには介入する余地があると思いますよ」とメッセージを返していて、そこが重要なのです。そうすると逆に「そのアプローチはweb的だ」と再び指摘を頂いたりして、こちらの思考も動的に進化していく。この「一緒に考える」感覚は、世代の近い論客と議論することの意義だと思います。
建築家にとっては法規制や市場ニーズ、クライアントや構造家との付き合い方と一緒ですね。うまく間合いを取りながらアウトプットし、そのことの意味をよく考えて次の創作にフィードバックしていけばいいのです。これは「1995年以後の」議論のかたちではないかと。
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『思想地図』原稿がようやく脱稿し、RAJ vol.8原稿もまとまってきたと思いきや、『ユリイカ』と『新建築住宅特集』から原稿依頼、レモン画翠からゲスト講評出演依頼、日刊建設工業新聞、a+uから校正依頼、『建築ノート』から取材+座談会依頼。あとぽむ桂さんから『凸と凹と』についてレビューを書きなさい、という依頼(というか指令)が来ましたよ。
あと、GWは福岡に呼んで頂いています。詳細はもうすぐ発表できると思いますが、なかなか濃密なイベントになりそうですよ。福岡周辺の皆さんは一緒に盛り上がりましょう。
ちなみに、もうすぐタブロイド版フリーペーパー『ROUNDABOUT JOURNAL vol.8』が発行されます。コンテンツは超濃密!! 巻頭から巻末まで、刺激的なインタビュー、座談会、論考の数々が続きます。神戸、広島、東京(LRAJ2009)、大阪、京都で展開した議論の数々も収録。神戸>LRAJ>大阪、と議論が次第に進化していく様子がわかります。
福岡を皮切りに配り始められると思います。連休前後にはvol.3と同様、配布協力者も人数限定で募集する予定ですので、希望者は心のご準備(?)を。
fujimura