ずっと取り組んでいた『思想地図』vol.3用の原稿がほぼ収束。16,000字は人生最長の作文で四苦八苦してしまいました。気がつけば桜が満開。新しい季節の始まりです。
いくつかニュースです。
1. dot architects の個展始まりました。
ドット・アーキテクツ展「超並列」(建築浴のすすめ)
dot architects 展「超並列」@プリズミックギャラリー(sumica 02:21:23)
『1995年以後』でのインタビューやLRAJ2009をはじめ、数々のイベントで議論させてもらっているdot architectsの始めての個展です。進行中の「住宅00」、そのコンセプト・モデルである「超並列模型」、敷地の環境を映したムービー、の展示が文字通り「並列」されています。
オープニングで、「都市は超並列なのではないか」と大マジメに語っている家成さんに「そりゃそうだ」と思わずツッコミ入れたくなってしまったが、都市の都市性を形式知にしようとし(住宅00)、それをもう一度暗黙知化(超並列模型、都市)するという思考のモデルを、きちんと方法論のレベルで提出しているところが彼らの批評性であると思う。その意味でdot architectsは、クリストファー・アレグザンダーの『時を超えた建設の道』を継承していると言えるのではないか。
彼らの方法論がフィジカルに成立し、都市の建築たり得るのか。web的な想像力のなかでは自然に感じられる「超並列」というコンセプトも、フィジカルな空間ではアレグザンダーのごとく夢から醒めてしまうのか。彼らの挑戦は始まったばかりだが、ある方法論が異様な質を湛えた建築を生み出していることにとても共感する。5月17日まで。
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2.非常勤講師 @ 理科大、首都大、日本女子大
今年から東京理科大学に加え、首都大学東京、日本女子大学で非常勤講師をさせて頂くことになりました。理科大(4年)、首都大(3年)は前期、日本女子大(3年)は後期です。
前期の課題をようやく提出しました。大阪のワークショップで得たことをフィードバックし、新しいスタイルの設計スタジオを展開したいと思っています。
大阪のワークショップで感想を書いてくれている人がいました。
建築合宿09(ケンチククラブ)
なかなか臨場感ありますね。ある原理について、皆で考えていくという経験はなかなか濃密なものがありました。彼らが今後、それぞれの大学に戻ってどういう展開を見せるのか、楽しみにしています。
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3.『1995年以後』について
佐藤敏宏さん、西田亮介さんが私たちの活動について言及して下さっています。
斎藤歩に聞く(佐藤敏宏さんHP)その1
若手建築家はいま何を考えるのか(Tipping Point Blog)
佐藤さんによる斎藤さんインタビューは「建築あそび」LRAJ2009について、『1995年以後』について、建築系ラジオ、10+1データベースへと話が展開します。斎藤さんの語り口がクールなので自分たちのことを書かれている気がせず、客観的に読めました。
西田さんのエントリからは「島宇宙の外から」の視点を知ることができます。佐藤さんと西田さんはIT+コミュニティという共通点がありますね。
売り上げの方は好調、おかげさまで南洋堂3月ランキングで3位(店頭1位)だそうです。ありがとうございます。
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4.対談、インタビュー始まる
6日、日建設計山梨知彦さんと対談。昨年のシンポジウム、RAJ vol.8インタビューに続いて、お話しさせて頂くのは3度目。フレームを共有しているので、どんどん議論が深まっていく。短い間に同じ方と議論を重ねるのは効果的だなと感じます。
この日はBIM (Building Information Modeling) について、実際に活用している実務家に若手建築家がその可能性を問う、という企画。最初、電話がかかってきたときにはBIMのことはほとんど何も知らなかったのですが、その可能性を知るにつれて、自分たちのやっていることとかなり深く関わっているという実感を得ました。「超線形設計プロセス」がやろうとしていることはローテク版BIMと言えるし、そのめざすところは、批判的工学主義の方法論であると言えるのではないか。
9日はBUILDING Kにて建築学会斎藤公男さん、10日は新宿ジュンク堂にて難波和彦さんとお会いする予定。10日は難波さんの『建築の4層構造』と『1995年以後』をクロスさせる試み。既に満員御礼、立ち見も満席だそうで、今から楽しみです。
fujimura