11日。首都大エスキス。12日は理科大エスキス。
首都大の方はだいぶ佳境に入ってきました。残すエスキス・チェックはあと1回。
気持ちはいつもLondon calling(post_tokyo)
(1)初回のポイントはボリューム=面積だということ。なんだそんなこと、と思うが、ボリューム=ただのカタチだと思っていた人が多く、ほとんどの人は必要な面積を全然満たしていなかった。必要な面積を取りつつ、カタチを調整してルールを発見することを教える。
(2)その次のテーマは寸法。「テーブルの高さ知ってる?」と全員にその場でテストしたら、合っていたのはわずか数名。ダイニングテーブル、キッチン、ベッドなど、エスキスしながら教えて行ったら今週はだいたい合っていた。家具の寸法だけじゃなくて、家具と家具の隙間も、特定の寸法で決まっていることを教える。
(3)次は構造。構造芯の通し方、柱の落とし方など、基本的な事柄を教える。構造芯と敷地の境界線だけでも捉えるべき情報はいろいろある。その抑え方を教えるとただの箱が、コンテクストを読み込んだ濃密なフレームへと進化する。
(4)そして今週は再び家具である。面積も押さえられ、プランニングも構造も出来た、となったら、次は家具の「向き」である。ダイニングテーブルにも、ソファーにも、キッチンにもベッドにも、あらゆる家具には「向き」がある。背にする壁もある。それを教える。
そのときに、重要になるのが「意識の向かう先」である。家具の向きは意識の向きである。「この家の中心はどこですか」と聞く。中庭だったり、リビングだったり、階段だったり、前庭だったり、人によって全く違う。「ここです」という場所に向けて、家中の家具の向きを集めて中心をつくって行く。家具も、構造も、開口も、その家のあらゆるエレメントの意味がそこで確定するだろう。
今週はここまで。次週は屋根と窓あたりが最後のチェック項目となり、おおよそ住宅の全体像が概観できるだろうか。
現段階では蓄積をもとにイマジネーションを膨らませられている人もいるし、空回りしている人もいる。履歴が可視化されるので、アイディアを積み重ねられているかどうか、設計力がはっきり出てしまうのが少々酷だが、ここは粘りどころだ。
学生諸兄はあまり焦らず、今までのように目の前の問題をただ解き、フォードバックしつつ、イマジネーションを膨らませることに集中して頂きたい。それだけでよい。
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理科大はボリュームとプランニングを洗っている段階。今週は構造がトピック。床は4本の柱で支え、梁は柱の交点にあるのですよ、と教える。テーブルから1本の脚を取り、3本足で支えたような模型がある。そこにどういう力が働きますか、と聞く。
次週は大野博史氏に来てもらい、中間講評を行う予定。
fujimura