『思想地図 vol.3』と『ユリイカ』がいよいよ発売されます。
NHKブックス別巻 思想地図 vol.3 特集アーキテクチャ 東浩紀 北田暁大・編
296ページ, 1300円
ユリイカ6月号 特集レム・コールハース
230ページ, 1300円
思想地図はアーキテクチャ特集。熱いです。拙稿「グーグル的建築家像をめざして」はこれまでの集大成。16000字です。理論「批判的工学主義」から方法論「超線形プロセス」に至るまで、1995年以後の状況に始まり、表層と深層、巨大建築論争、批判的工学主義、超線形プロセス、グーグル的建築家像による新しい地域主義へ、と展開しています。
RAJ>10+1>JA>建築雑誌とバージョンアップして来て、建築論のフレーム、マニフェストとしてひとつのストーリーが出来上がったのではないかと思います。批判的工学主義や超線形プロセスをじっくり批判したい方(?)はぜひ。
巻頭の1月28日の東工大シンポジウム再録はあの日の興奮が蘇りますね。途中の東浩紀さんの発言のなかで藤村への言及があります。また、RAJ vol.8のLIVE ROUNDABOUT JOURNAL 2009の総括ディスカッションはこの連続で読んで頂くと広がりが出ると思います。
ユリイカはコールハース特集。拙稿「コールハースと設計プロセス」は思想地図論文をコールハースと関係づけて再構成したもの。8000字。超線形設計プロセスを構想するきっかけのひとつ、「ネクサスワールド」の線形性と「カーサ・ダ・ムジカ」の非線形性に注目してみました。
こちらも、滝口範子さんと五十嵐太郎さんの対談のなかで言及して頂きました。
どちらも2008年から2009年にかけて議論しまくった成果を反映し、最近の思考が凝縮していると思いますが、昨年末のコールハースDVDのトークショーから話し始めた「グーグル的建築家像」がキーワードになっています。
現代建築の怪物「レム・コールハース」の実態とは?五十嵐太郎×藤村龍至
執筆に当たっては、どちらも大変苦しみました。特に前者はURBAN COMMONS展の会場で東さんにお話を頂いて以来、半年近くこの文章を考え続けて来たので、ようやく手が離れた、というのが正直な感想。貴重な機会を頂いた東さんには感謝しています。
なお、東さんのブログで編集後記が公開されています。
思想地図vol.3編集後記(東浩紀の渦状言論 はてな避難版)
東さんも言う通り、分野も年齢も異なる執筆者らが、共通の問題のもとに呼応し合っているのが素晴らしい。この感覚は「スーパーフラット」以来では。
そういえば最近久しぶりにスーパーフラット展のカタログをみたら、表紙裏に書かれた村上隆さんと東浩紀さんのサインの日付が2000.5.20でした。パルコ・ギャラリーで行われたトークショーで頂いたものですが、ちょうど今頃でしたね。僕は大学院に入ったばかり(=建築を学び始めたばかり)でした。あの一瞬は建築界も含め本当に熱かった。それも既に9年前の話ですか。
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そして、これらの原稿とともに苦しんだ建築学会の機関誌『建築雑誌』6月号の担当特集がもうすぐ配送されます。特集タイトルは「検証・批判的工学主義 BUILDING Kから考える」。
まさかのBUILDING K特集です。建築雑誌(35000部)で、しかも自分で。第2特集とはいえ、単独の建築について特集が組まれるのは『建築雑誌』の長い歴史でも初めてでは、と言われております。
巻頭は難波和彦さんとの対談、続いて斎藤公男学会長への大野博史さん、鈴木悠子さんを交えたインタビュー、東浩紀さん、山梨知彦さんの論考、伊藤暁さん、萩原詩子さん、高木栄一さん、佐藤敏宏さんの多角的検証ときて、ラストは倉方俊輔さんの批評文と、大変読み応えのある内容になったと思います。
五十嵐さんより「敵をたくさん作っちゃって下さい」と激励(?)頂く。編集委員長の五十嵐さん、顧問の細野透さん始め、暖かく見守って頂いた委員の先生方には感謝しております。
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ROUNDABOUT JOURNAL vol.8配布協力者、締め切りました。多数のご応募、ありがとうございました。早速配布を開始して下さっているようです。
『ROUNDABOUT JORNAL vol.8』配布中(カブハウス)
ROUNDABOUT JOURNAL vol.8 謝辞&レビュー(Torepe)
そのほか、受け取られた方はレビュー+配布場所のご案内を5月30日までにアップして下さるようお願いします。協力者以外の方も、既にレビューをアップして下さっている方もいますね。ありがとうございます。
090518 / ROUND ABOUT JOURNAL vol.8 を読んでみた(yu-fii_stock)
Round About Journal Vol.8 レビュー(deline)
配布協力者募集は締め切りましたが、INAX:GINZAはじめ、東京、京都、大阪、福岡の専門書店、大型書店では引き続き配布されています。各所ともまだ在庫はあるようですが、場所によってはそろそろ品薄になって来ているようです。手に入れたい方はお早めに。
fujimura