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ARCHITECT 2.0とARCHITECT TOKYO 2009、ついに始まる。

キュレーションをさせて頂いた2つの展覧会が始まりました。

ARCHITECT 2.0展 オープニング(BUILDING M日記)

31日は「ARCHITECT TOKYO 2009」および「ARCHITECT 2.0」展のオープニング・レセプション。関係者の多い展覧会なので、調整に大いに時間を費やしたが、無事オープンすることができた。

当初はhiromiyoshiiのキュレーション依頼から始まった話だったが、やがて全体のリリースの作成、広報窓口、GYREの共通展示会場の構成を一手にお引き受けすることになった。加えて「ARCHITECT 2.0」展のキュレーションも依頼され、毎日各ギャラリーと設計事務所、GYREと連絡を取りながらいろいろな物事をまとめていくこととなった。

いくら調整ごとが嫌いではないとは言え、なかなかに骨の折れる仕事ではあったが、都市とか政治とか言っているからにはこれくらいささっとまとめられなければならない。

・・・とは言うものの、実際はいろいろ手違いやすれ違い等もあり、関係各方面にご迷惑をお掛けしてしまった。皆さんのご協力があり、なんとか無事こぎ着けたというのが正直なところ。

28日から始まった搬入と設営。各ギャラリーと設計事務所から続々運び込まれる模型たち。続々と空間が出来ていく。29日夜にはだいたい揃う。30日、キャプションをどんどん取り付けていく。会場が一気に情報化される。「2.0」展会場にmashcomixとTEAM ROUNDABOUTのコラボレーションによる「巨大戦後日本建築史マンガ」が掛けられると会場の濃度が一気に変わる。圧巻、の一言。

31日、なんとか準備を終え、最後の調整をしていると、批評家の浅田彰さんや白石コンテンポラリーアートの白石正美さんなど、そうそうたるメンバーが登場。企画監修者の飯田さんが呼んで下さったようだ。緊張しながら説明をする。浅田さんは『思想地図』や『ユリイカ』を読んで下さったそうで、展覧会の趣旨も素早く理解して面白がって下さった。

18:00過ぎ「2.0」展プレス発表。簡単な挨拶のあと、マンガから順番に説明をしていく。ノンストップで40分くらいかけて全作品の出展意図を説明。ここで伝えたいことは全部説明した。さすが本物のプレスの方々は熱心にメモを取って下さり、手応えを感じる。

プレス発表の間、白石さんが後ろの方でずっと説明を聞いて下さっていたのが嬉しかった。白石さんは今から20年前、表参道にあった伝説のギャラリー「東高現代美術館」で建築展を企画したことがあったのだという。そのときの参加者は当時30代の妹島和世さんたちだった。「2.0」展はそれ以来の建築展だと言ってくれた。

19:00より共通のオープニング・レセプション。徐々に人が増え、足の踏み場もないほどに。伊東豊雄さんはじめ、出展建築家の皆さんやメディア関係者の方々、美術関係者の方々がたくさん集まって下さった。「2.0」展のほうは一様に好評だったが、人が多すぎて途中からマンガしか見えない状況になってしまう。

21:30無事終了。その後の打ち上げの席ではとろけるような睡魔に教われる。こんな気持ちは久しぶりだ。LIVE ROUNDABOUTの1回目を終えたときと同じような、何か新しい出来事を起こした手応えのようなものを感じる。

今までにない、問題提起型の展覧会になったと思う。ぜひ多くの建築関係者に見て頂ければと思う。

1日は「生成の世代」展のオープニング・レセプション。

「生成の世代」展 オープニング(BUILDING M日記)

31日と違い、プレス発表等はないので、リラックスして臨む。21:00終了。オーナーの吉井さん、出展者の皆さん、TEAM ROUNDABOUTメンバーと近所のもんじゃ焼き屋さんに移動し、打ち上げ。

もともと現代アートはそんなに詳しい方ではなかったが、今回の仕事で一気に詳しくなることができた。今回の参加ギャラリーは現代アートの最先端を扱うところばかりなので、吉井さん、小山さんをはじめ、有名なギャラリストの皆さんといろいろお話しできたのは貴重な経験になった。

美術と建築は似ているようでとても違う。展示ひとつとっても、例えばアートギャラリーの展示では、キャプションの類いはほとんど表示しない。ハンドアウト(作品リスト)も、カウンターでお願いしないともらえない。ビルの入り口に来ても、どこにギャラリーがあるのかすぐにはわからない。会場の入口のタイトルもとても小さくしか表示していない。

そのようなこともあり、hiromiyoshiiの会場では「小山Gの展示の一部かと思った」という人や、「全部藤本さんの作品だと思った」という人もいた。「説明し尽くす」主義の私たちとしては苦しいところではあったが、今回はそういう流儀であると割り切って、美術的なプレゼンテーションに徹することにした。

会場は山崎清道さんが頑張ってくれて、とてもきれいな空間に仕上がったと思う。彫刻のように飾られた模型たちはいつもよりオーラを放っているように見える。

BankARTの展示のときもそうだったが、今回も建築関係者へ向けてというより、美術関係者や他領域の観客へアピールすることを考えた。1点突破で同じ展示を続けたのはそのような理由による。プリズミックから数えて、何度同じプレゼをしているのだろうかと思うが、作風がある程度浸透するまでは常連客より新しい客を取るべきだと考えた。このあたりのさじ加減は難しいが。

何はともあれ、ここ数ヶ月、時間を費やしてきたふたつの展覧会が、無事オープンできたことを喜び、感謝したい。ぜひ多くの方々に訪れて頂き、感想を頂きたい。

なお、アートギャラリーは基本的にコレクターとギャラリストの取引の場。サンダルに短パンの学生がうろうろするような雰囲気ではないので、学生諸兄は服装に注意。

fujimura

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2009年08月02日 21:32に投稿されたエントリーのページです。

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