大阪の余韻も消えないうちに、師走に突入しました。大学によっては卒業設計が本格化し始め、製図室での議論も盛り上がってきた頃でしょうか。
1月のLRAJに始まり、5月の福岡(デザイニング)、8月の東京(ARCHITECT TOKYO / ARCHITECT 2.0)、11月の大阪(AA95展)と、2009年は各地の皆さんとコラボさせて頂く機会に恵まれ、いろいろと活動を展開させて頂きましたが、ラストは北海道で、レクチャーとトークイベントに参加させて頂きます。
Architecture December 2009 / ROUNDABOUT JOURNAL (北海道組)
北海道ベースの建築家の方々、学生の皆さんとも存分に交流できそうで、今から大変楽しみです。北海道の皆さんは盛り上がって行きましょう。イベントにより深く関わるために、この機会にtwitterへの登録をお勧めします。
また、年明け以降の企画もLIVE ROUNDABOUT JOURNALを始め、続々動き始めました。フリーペーパーROUNDABOUT JOURNALの創刊当初から「2010年」は区切りの年にしたいと考えてきたので、これまで以上に盛り上がって行きたいと思います。
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そんな折、九州大学芸術工学部の松山啓浩さんという方から、建築メディアに関する研究という卒業論文のために、フリーペーパーとブログについてアンケートの記入を依頼されました。内容が「よくあるご質問」でもあり、私たちの活動を振り返るいい機会でもあるので、松山さんの了承を得て、ここに公開しつつお答えします。
Q1. あなたがこのメディアを始めた経緯についてお聞きします。どのような経緯でこのメディア(フリーペーパー)を始められたのか具体的にお教え下さい。
建築専門誌が続々と休刊し、BBSがブログに移行して議論の場がなくなったと感じていた2006年末頃、大学の後輩と始めた勉強会が盛り上がっていたので、自分たちで理想の媒体をつくり、自分たちの手で議論の場をつくりたいと考えました。
Q2. どのような人に向けてつくったのかお教え下さい。
建築関係者に向けてつくりました。「異分野の人と対談」というテーマの企画もありますが、自分たちの問題意識も定まらないままに外に出ても議論にならないと考え、むしろ最初は外部の人がわからくても、濃密で、リアルなものをつくりたいと考えました。
Q3. フリーペーパーを始められたのはいつごろですか。
2006年末に構想を始め、2007年3月に第1号を発行しました。
Q4. フリーペーパーの一回の発行部数はどれくらいですか。
5000部です。
Q5. 他のメディアではなくフリーペーパーという媒体を用いる理由をお教え下さい。
ブログより公共的で、雑誌より開かれたメディアを作りたかったためです。
Q6. フリーペーパーという手段でなければ、なにか別の手段や別の場での表現を求めたと思われますか。あればそれがどのようなものかもお教え下さい。
WEBだと思います。
Q7. フリーペーパーを始めた当初と現在ではその目的に変化はありますか。あればどのように変わったのかお教え下さい。
最近はtwitterが議論の場としてかなり機能しています。かつてのメーリングリストやBBSのような、意見交換の場になっています。
Q8. どれくらいの頻度で発行されますか。
タブロイド版と、ライブ版を各年1回。既存メディアとのタイアップ版が年に1回程度で、これまで9号まで発行してきました。
Q9. またその頻度自体に変化はありますか。
ないです。
Q10. フリーペーパーにはスポンサーや他のメディアとのリンクはありますか。あれば具体的にお教え下さい。
フリーペーパーは創刊号より、株式会社INAX様のサポートを頂いています。他のメディアとしては、ブログroundabout journalと、イベントLIVE ROUNDABOUT JOURNALと連動しています。
Q11. あなたのこのメディアへのエフォート率をお聞きします。また、あなたのこのメディア(フリーペーパー)への力の入れ方は、あなたの仕事量を100とした場合、どれくらいの割合になりますか。
フリーペーパーは週に1回、日曜日の午前中にミーティングするだけなので1/14。ブログを含めると全体の20%。営業や広告宣伝ではなく、グーグルの20%ルールみたいに、建築設計という職業そのものの発展のため、職業に奉仕する時間と位置づけています。
Q12. よくチェックされる建築関係のメディアを具体的にお教え下さい。
最近はtwitterが多いです。
Q13. フリーペーパーはいつまで続けようと思われていますか。
さしあたっては2010年までと決めて活動してきましたので、来年はとりあえずひと区切りつけたいと思っています。
Q14. 情報媒体、メディアの発達や変化によって建築そのものの在り方はどのように変化していると思われますか。あなたの意見をお聞かせ下さい。
商業空間が最も先鋭的に変化していると感じます。日用品を売る機能的な商業空間と、ブランド品を売る演劇的なそれとの対比が、役割としてはっきり変わってきました。前者が図式的明瞭性を、後者が空間的刺激を、それぞれ担っており、前者は情報空間的で、後者は前近代的。前者を担当するのは技術力に優れる大規模な組織、後者を担当するのは提案力に優れるアトリエ組織、という棲み分けもはっきりしています。
Q15. あなたのコミュニケーション願望についてお聞きします。コミュニケーション願望は人より強いと思いますか。強い場合は、どの程度強いとお思いですか。
比較的強いかも知れません。インタビューでその人のことを理解するのは本当に面白いし、刺激になります。よく言われるように設計の仕事もコミュニケーションなので、スキルとしては連続していると思います。
Q16. あなたの本業についてお聞きします。あなたの本業は何ですか。(複数ある場合は複数お答え下さい) また、本業以外にも携わっている仕事をお教え下さい。
本業は建築設計ですが、関連する業務として、2008年から設計教育に関わるようになり、2009年からは展覧会のキュレーションを行うようになりました。
Q17. あなたの大学時代の専門についてお聞きします。大学時代のご専門は、どのような分野でしたか。建築の場合は、具体的な専門をお教え下さい。建築以外の場合は、どのような経緯で建築関連に携わるようになったのかお教え下さい。
学部時代は社会工学で、大学院から建築学専攻です。社会工学科での経験は建築という職能を外から眺めるきっかけになったと思います。
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以下、ブログについてのアンケートです。
Q1. あなたがこのメディアを始めた経緯についてお聞きします。どのような経緯でこのメディア(ブログ)を始められたのか具体的にお教え下さい。
修士課程のときに、取材して取り溜めたインタビュー記事を公開する場所をつくりたかったためです。
Q2. どのような人に向けてつくったのかお教え下さい。
最初は特にターゲットなし。徐々に建築業界に向けて書く、ということを意識するようになりました。
Q3. あなたのブログについてお聞きします。ログを開設されたのはいつごろですか。
2002年9月頃、個人的にはオランダに留学する前です。
Q4. ブログの一日の閲覧者数はどれくらいですか。
データは特に採っていません。
Q5. 雑誌や本の紙媒体ではなくブログというネット媒体を用いる理由をお教え下さい。
自分たちのペースで発信できることですが、2007年にフリーペーパーを始め、2008年にイベントの制作を始め、2009年に書籍を出版し、twitterも活用するようになってからは、ブログの役割も変わってきました。アウトプットする周期の違いでグラデーションを描いているようなイメージです。
Q6. ブログという手段がなければ、なにか別の手段や別の場での表現を求めたと思われますか。あればそれがどのようなものかもお教え下さい。
同人誌を作ろうとしたと思います。
Q7. ブログを始めた当初と現在ではその目的に変化はありますかあればどのように変わったのかお教え下さい。
twitterを使うようにあってからは、ブログはまとめサイト、というニュアンスが大きくなってきました。
Q8. どれくらいの頻度で更新されますか。
1-2週に1回前後。
Q9. またその頻度自体に変化はありますか。
twitterを始めた2009年7月以後は少し落ちてきました。
Q10. ブログのスポンサーや他のサイトやメディアとのリンクはありますか。あれば具体的にお教え下さい。
スポンサーはないですが、フリーペーパーROUNDABOUT JOURNALとは連動しています。
Q11. あなたのこのメディアへのエフォート率をお聞きします。また、あなたのこのメディア(ブログ)への力の入れ方は、あなたの仕事量を100とした場合、どれくらいの割合になりますか。
他のメディア活動と併せて、20%以内です。
Q12. よくチェックされる建築関係のサイトやブログ等があればお教え下さい。
個人サイトをアンテナでチェックします。
Q13. ブログはいつまで続けようと思われていますか。
今のところライフワークだと思っています。
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いい機会を頂きました。ありがとうございます。卒論追い込み頑張って下さい。
fujimura